*2016年10月1日撮影
10月になりました。
モミジの葉はもう色づきはじめ、ケヤキの葉もところどころ黄色になりはじめました。
秋が来た、というわけで、街角にキンモクセイの香りがただよっています。
今日はキンモクセイです。
*2016年10月1日撮影
なによりも爽やかな香りで知られていますが、オレンジ色の細かな花と緑の葉の対比がとてもきれいな樹木です。
すべて栽培種で庭などに植えられています。
中国の桂林地方が原産で、中国語の「桂」は木犀のことを指すのだそうです。
木犀といえば本来ギンモクセイを指していて、17世紀江戸時代の初めに渡来したとされているようです。
キンモクセイについては来歴がはっきりせず、江戸時代末期か明治時代に渡来したもののようです。
雌雄別株なのですが、なぜか日本にあるのは雄株だけ。なので結実することはありません。
*2016年10月1日撮影
毎年こまめに切り詰めないと、どんどん大きくなってしまうのだとか。
庭に植える人は大きくなってもいいだけのスペースを考える必要がありそうです。
この写真のキンモクセイは見事な大木にそだっていました。もちろん、広い庭です。
大きなキンモクセイの木も圧倒的な迫力があって美しい樹木です。