さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

キンモクセイ

2016-10-01 22:27:14 | 樹木

*2016年10月1日撮影

 10月になりました。
 モミジの葉はもう色づきはじめ、ケヤキの葉もところどころ黄色になりはじめました。
 秋が来た、というわけで、街角にキンモクセイの香りがただよっています。
 今日はキンモクセイです。





*2016年10月1日撮影

 なによりも爽やかな香りで知られていますが、オレンジ色の細かな花と緑の葉の対比がとてもきれいな樹木です。
 すべて栽培種で庭などに植えられています。
 中国の桂林地方が原産で、中国語の「桂」は木犀のことを指すのだそうです。
 木犀といえば本来ギンモクセイを指していて、17世紀江戸時代の初めに渡来したとされているようです。
 キンモクセイについては来歴がはっきりせず、江戸時代末期か明治時代に渡来したもののようです。
 雌雄別株なのですが、なぜか日本にあるのは雄株だけ。なので結実することはありません。





*2016年10月1日撮影

 毎年こまめに切り詰めないと、どんどん大きくなってしまうのだとか。
 庭に植える人は大きくなってもいいだけのスペースを考える必要がありそうです。
 この写真のキンモクセイは見事な大木にそだっていました。もちろん、広い庭です。
 大きなキンモクセイの木も圧倒的な迫力があって美しい樹木です。