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*2017年4月30日撮影
ふと気がつくといたるところに黄色い花が咲いています。
タンポポが咲きました。
ちょっと前まで何もなかった地面に、黄色い花が盛り上がって、命の輝きを誇っているかのようです。
よく見るタンポポは外来種のセイヨウタンポポであることが普通になりました。
在来種のタンポポも会津の鶴ヶ城公園にはたくさん咲くのですが、一般的には外来種の圧勝です。
今日の写真はセイヨウタンポポのほうです。
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*2017年4月28日撮影
タンポポという名前はかなり奇妙に聞こえます。
由来を調べると、もとは蕾の形が鼓に似ていることから鼓草(つづみぐさ)と呼ばれていたのだとか。
鼓は「タンポン、タンポン」と鳴るもので、幼児語では「タンポポ」だったのだそうです。
そこで鼓草も「タンポポ」と呼ぶのが一般的になったというのが通説です。
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*2017年4月27日撮影
本来の場所から広がろうとしない在来のタンポポは、もともとの土が失われると生きていけません。
さまざまな建設工事は土を入れ替えることが多いため、在来のタンポポは減りつつあります。
外来のセイヨウタンポポは新しい環境にもすぐになじみ、四季を通じて花を咲かせ増えていくために、どこにでも咲いているようになりました。
いわゆる「タンポポ戦争」の顛末です。
ただ在来のタンポポが急減しているのかといえばそうでもなく、各地で各種の在来タンポポがしっかり生きていることも知っておくべきです。
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*2017年4月28日撮影
さて、今日はひとつおまけの写真があります。
3月初めに芽生えの姿をご紹介したオランダミミナグサがようやく咲きました。
花を咲かせたオランダミミナグサをごらんください。
ちょっと見にはハコベに似た感じの花ですが、よく見ると違います。