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ストレス解消法

2016-04-07 15:35:17 | 基本的な考え方

🌸🌸「ストレス解消法」🌸🌸


今日のテーマは「ストレス解消の秘訣とは」です。

もう少し優しい言葉で言うと

「つらいことが起こったとき、どうやって乗り越えればいいか?」

です。

例えば、

ある29歳の女性社員が、朝上司に

「君はデータ処理の仕事が遅いね」

と叱られたとします。

もし皆さんが、この社員だったら、
どんな感情が浮かんでくるでしょうか?

上司に叱られたわけですから、
「ショック」とか「不安」とか

「悔しさ」「悲しさ」という感情かもしれません。

起こった出来事は同じでも、
人によって湧き上がってくる感情は違います。

あるいは、同じ人であっても、
日が違えば、違う感情になったりします。

言われてみれば当たり前ですが、

同じ出来事に直面しても、

頭の中に湧いてくる感情は、

人やさまざまな条件によって変わるということです。

だから上司から「仕事が遅い」と言われても、

笑って受け流せる人もいれば、
「つらい」と思う人もいるのです。


逆に言えば、

隣の人が同じことを言われてニコニコしているからといって、

自分はおかしいのかな?と思う必要はないと言うことです。


自分の中につらい感情が生まれたとき、
皆さんはどのように対処していますか?

人間は基本的に、痛いことやつらいことを避けようとします。

あるいは、なかなかその対処が分からず、

その感情の虜になったり、

それを無視してしまう人もいます。

自分の感情をストレートに表現するといっても、

具体的なイメージができない人も少なくないかもしれません。

ですが、つらい感情との付き合い方がわかれば、

安心してその感情と向き合うことができるようになります。

つまり、

つらい感情乗り越える第一歩は、

その感情を、ごまかさず自覚して受け入れること。


つらいと感じている感情、

それと共にある思いに素直に向き合うということです。

「今、自分はすごく絶望している」

「すごく腹が立っている」

と自覚し、
さらにそこから、

「自分は今こう思っていて、こういう気持ちになって
感情がわき起こっているんだ」

と自覚する。

そうやって、一つひとつ向き合っていくことが、
ストレスを乗り越えて行く近道になるということです。


人間の脳には、人間のらしさを生み出す「大脳皮質」という、
とても大きな部位があります。

そして感情は、人間だけでなく動物たちも持っている
「大脳辺縁系(へんえんけい)」というところがつかさどっています。

「大脳辺縁系」は感情だけでなく本能を司る中枢でもあり、

むしろ動物の方が発達している場合もあります。

人間らしさを生み出す「大脳皮質」と
感情を司る「大脳辺円形」とは、

位置的には離れていますが、神経繊維でつながっていますので、

情報が行き来し、双方が影響を与え合うわけです。

ですから、つらい感情が湧いて大脳辺縁系が活発になると、大脳皮質がその影響受けて、

視野が狭くなったり、多様な考え方ができなくなったり、

そのマイナスの感情に影響を受けた考えしか浮かばなかったりするのです。

だから、寝たり、休養取ったりしながら時間をかけ、

いわゆる「ほとぼりが冷める」のをまつと、その感情が収まっていき、

また、人間らしい行動ができるようになるのです。

つまり、これが

ストレスの対処のコツです。


19世紀から20世紀に活躍したフランスの「アラン」という哲学者がいます。

アランは「幸福論」という著書の中で、

「情念は、人間が生きていく上で切り捨てることができないものであり、

単に否定すべきものではない。

しかし、虜になってしまってはいけない厄介なものである」

と言いました。

「情念」とは、ネガティブな感情だけでなく、すべての心の動き・感情ということです。

私たち自身であると共に、私たち自身を不幸に陥れるたりする厄介なものです。

情念の原因は私たちの外にあり、私たちの自由にはなりません。

自然の法則であったり、社会の習慣であったり、
他人の存在もそうですよね。

アランは、その情念との付き合い方についてこう述べています。

「私の情念、それは私ではあるが、私よりも強い。

情念は私そのものであるから、逃げることはできない。

それに対抗するには意思の力が必要だ」

「人間は情念という薮だらけの荒野を
自らの手で切り開き、耕さなければならない、

強い意志の力によって。

そうすれば、人生に豊かな実りを得ることができる」

と。

つまりアランは、

「つらい感情を自分の意思で開墾し、

それをうまく処理したり、調節できるようになれば、

幸せが近づいてくるよ」

というわけです。


ただこれは、

あくまでも自分で対処できる範囲の「つらさ」を抱えている人に向けた話です。

中には、自分だけで対処できないような「つらさ」を抱える人もいます。

ドーンと気持ちが重くなり、
その感情を持っていること自体を持て余し、

気分転換程度では十分に対処できない場合もあるのです。

つらくて眠れないとか、

時間がたっても問題がそのまま残り続けたり、さらに大きくなったり、

「つらさ」の頻度が増えたり、

肩こりがひどくなったり、食欲がなくなったり、

逆に過食になったり、そんなつらい感情の虜になることもあります。

そんな場合は、

一人で抱え込まず、誰かの助けを借りることが必要です。

その助けは基本的には、家族や友だちでしょうけど、

それでも足りない場合には、
福祉関係の方々、カウンセラー、医師など
専門家に相談した方がいいでしょう。

中には

「人に助けてもらうことが恥」

とか

「自分が弱いからだ」

とか、

そんな認識をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、その考えは改める必要があります。

これだけは、はっきりお伝えしておきたいと思います。


(「みやざき中央新聞」3.21 中野有美さんより)


たまには、

心ゆるせる誰かに相談しましょう。(^_^)

般若心経の解説2、"度一切苦厄" "舎利子"

2016-04-07 15:28:31 | 般若心経
🍀般若心経の解説🍀2


🌸🌸「度一切苦厄(どいっさいくやく)」🌸🌸

「一切の苦厄を度したまう」と読みます。

すべての苦しみや災いを救いたまう、と言う意味です。

誰が救いたまうのか、といいますと、観自在菩薩。

つまり、観音さん🌸です。

観音さんは、あの柔和な微笑と涼やかな眼差しを持って、

私たちの苦しみ、悩み、そして災いを救いとってくれます。

ー・ー・ー・ー

ここでは「苦」ついて学ぶことにしましょう。☁️☁️

「苦」とは何か?

「四苦八苦」とは、
大変苦労したという意味ですが、
これは、仏教語の一つ。

生きていくうえで、味わわなければいけない苦しみを、まず4つ立てます。

それが「四苦」です。

1、生苦(生まれる苦しみ)、赤ん坊が狭い産道を通るときの苦しみと言われます。

2、老苦(年老いていくことの苦しみ)、光輝くばかりの青春も1時です。
だんだん、体も頭も言うことがきかなくなります。

3、病苦(病むことの苦しみ)、ともかく病気は嫌なものです。

4、死苦(死ぬことの苦しみ)、生きるべくして生まれてきたわけですから、死ぬことは誰しもつらいことです。

以上の「四苦」に、

次の4つを加えたものを、「八苦」といいます。

5、愛別離苦(あいべつりく)
愛する者と別れることは悲しいことです。
親子、兄弟、恋人、親友、などなど。
死に別れは特につらいものです。

6、怨憎会苦(おんぞうえく)
逆に恨みや憎しみをもった人と会うことも嫌なものです。
嫌でたまらない人とも付き合わなければならない苦しみのことです。

7、求不得苦(ぐふとくく)
思い通りにならないのが、この世の常です。
が、欲しいものは手に入らないものも苦しみの1つです。

8、五蘊盛苦(ごうんじょうく)
つまり、私たちの生存そのものが苦しみの当体であると、まず認識すべきである、

と説きます。

ー・ー・ー・ー

昔は、生きていくだけで、苦労の連続でしたが、

時代は、だんだん良くなり、

楽しむこともできるようになりましたね。


🌸🌸舎利子(しゃりし)🌸🌸

舎利子は、お釈迦さまの十人のすぐれたお弟子(十大弟子)の一人として尊敬されている人です。

その名前の由来からお話ししましょう。

インドの古い言葉サンスクリット語は、日本では「梵語(ぼんご)」とも呼ばれます。

今のインドでも、僅かに使われています。(5000人ぐらい)

そのサンスクリット語で、「舎利子」は、「シャーリプトラ」といいます。

玄奘三蔵は、「シャーリ」を「舎利」と音で写し、
「プトラ」は「息子」を意味しますから、「子」と訳しました。

全体を音写した「舎利弗(しゃりほつ)」という訳語もありますが、同じことです。

さて、彼のお母さんの名前は「シャーリ」といいました。


つまり、お母さんのシャーリの息子ということで、「シャーリプトラ=舎利子」と名づけられたわけです。

舎利子は、玄奘三蔵が留学したナーランダー大学の近くの村で生まれました。

バラモン族であるとされています。

(バラモン:インドのカースト制度の最上位、司祭・僧侶階級)

8人兄弟の長兄で、バラモン教の聖典である「ヴェーダー」を学習し、伝統的な学芸すべてに通じていましたが、

あるとき、

お釈迦さまの弟子アッサジのすがすがしい姿を見て、仏教に出家しました。

お釈迦さまの実子ラーフラの教育係でもありました。


(「あなただけの般若心経」より)