🍀般若心経の解説🍀5
🌸🌸「色即是空(しきそくぜくう)」🌸🌸
「般若心経」の中で、
そのいわんとするところを最もよく表した一句が、
この「色即是空☁️」
(色はすなわち、これ空なり)です。
「色即是空」という語句は、ほかの仏教語に比べましても、
われわれ日本人🇯🇵によく知られた言葉🍀です。
しかし、
その意味は何ですか、と問われたときに、さまざまな答えが返ってきます。
ある人は、
「いろごとは空(むな)しいものだ」と答えるかもしれません。
最近は「不倫」ということがよくいわれます。
不倫は、おもてにあられないときは当事者は楽しい💕ものですが、
ひとたび発覚した時は高い代償💰が支払われます。😵
ゆえに、「不倫は空しいものだ」などと。
その答えは必ずしも、まちがいではないでしょう。
「色即是空」のごく一部であることには、まちがいと思いますが、
私たちは「色即是空」のもっと本質的🌸な意味🍀にせまることにしましょう。
「色不異空」の項で述べましたように、
この4文字を言い換えたのは「色即是空」です。
学者は、「色即是空」とは、
およそ存在するもの、つまり物質的現象🌲は、
さまざまな原因や条件によって生じたものであり、
実体のないもの☁️☁️である、
と解釈します。📖
また、仏教の思想をよくあらわした言葉に、
「諸行無常🌸(しょぎょうむじょう)」と
「諸法無我🍀(しょほうむが)」
があります。
前者は、
この世のあらゆる現象を時間的🕦にとらえた見方で、
すべては流動的🌊で変化するものであるという意味🍀です。
一方後者は、
存在するもの一般を空間的☁️☁️にとらえて、
すべてのもの・ことは他と関わりをもって成立し、
独自に存在🌸するものではないという意味🍀です。
両者は、
「色即是空」を
時間・空間という二面から、
よく説き示した言葉🍀といえましょう。
ただし、仏教🌸は
「あらゆるものは空である」
という
「あり方」だけに、とどまるものではありません。
その認識に立って、
「あらゆるものにとらわれるな」
と説きます。✊
空は、実践的には「無執著(着)」を意味🍀するからです。
ゆえに、
「色即是空」は「無執著の風光」と見ることも可能でしょう。
(「あなただけの般若心経」より)