HIKOの趣味三昧な日々

趣味の音楽やスポーツについて、日々の気付きとともに書きつづっていきます

GROVER WASHINGTON, JR. 「SOULFUL STRUT」

2006年04月29日 21時25分22秒 | CD
ゴールデン・ウィーク一日目「みどりの日」の今日、藤沢はあいにくと朝からすっきりしない天気で、昼からは雨となりました。
という訳で、今日は家でゆっくりCDでも聴こうと、また図書館からCDを借りてきました。

【今日借りたCD】
●Grover Washington, Jr. 「SOULFUL STRUT」 (写真)
グローバー・ワシントンJRと言えば、「ワインライト」で一世を風靡した、メロウ・フュージョン系サックスの第一人者です。この人は見た目は髭が濃くて、いかにも真っ黒でソウルフルなサウンドを想像させます。たしかにソウルフルなんですが、黒人独特のアーシーなサウンドとは一線を画し、コンテンポラリーでソフィスティケイトされた楽曲を売り物にし、この分野をリードしてきました。ケニーGが得意とするソプラノ・サックスも、そもそもこの人がいち早くこの分野に取り入れてきたものですよね。
このアルバムも彼ならではの暖かく柔らかいサウンドを活かし、実に気持ちよさそうにサックスで「歌って」います。1996年の作品。 

1. SOULFUL STRUT
2. CAN YOU STOP THE RAIN
3. PLAY THAT GROOVE FOR ME
4. BORDERTOWN
5. I CAN COUNT THE TIMES
6. VILLAGE GROOVE
7. HEADMAN'S HAUNT
8. POACHER MAN
9. MYSTICAL FORCE
10. UPTOWN

Grover Washington,Jr.(soprano sax,alto sax,tenor sax) Dan Shea(key) George Whitty(key) Dan Huff(g) Ray Obiedo(g) Chris Taylor(g) Gary Headman Haase(b,ds) Steve Wolf(ds) Steve Gadd(ds) Omar Hakim(ds)...and others

●Charles Lloyd 「THE WATER IS WIDE」
昨日の「Hyperion With Higgins」と同日に録音されたバラード集。
期待通りでした。特にピアノのブラッド・メルドーがキース・ジャレットやミシェル・ペトルチアーニを連想させる清々しいサウンドを聴かせてくれます。2000年のスイングジャーナルゴードディスクです。

●伊藤君子「Sophisticated Lady」
普段は殆ど聴かないボーカル物。守備範囲を広げるために借りてみました。
この人は元々は歌謡曲でデビューした人だそうですが、とても上手ですね。
またこの作品はバックをつとめるミュージシャンがすごい。マイケル・ブレッカー、ロニー・キューバ、スティーブ・ガッド、エディ・ゴメス、ウィル・リー、ラルフ・マクドナルド、ジョン・トロペイ、野力奏一と豪華この上ないメンバーです。当然音も素晴らしい。こうして未踏破の分野に足を踏み入れて、守備範囲を広げていくのもジャズの楽しみの一つですね。