カマキリ名人のKさんから珍しい色のヤマトタマムシをいただきました。
このヤマトタマムシは
今年の8月中旬にKさん宅の倉庫前で生きた状態で捕獲され
その後も暫くは生存していたそうです。
↓ 左:5頭は本来の色合い 右:2021年8月中旬捕獲個体
↓ 上翅の大半は黒みがかり光沢も弱い
↓ 体表の汚れを拭き取ったが色彩に変化なし
↓ 腹面は一般的な色合い
念のため、似たような事例を探してみましたが見つかりませんでした。
一般にヤマトタマムシやニジイロクワガタなどのような発色を有する昆虫は昼行性が強く
その発色で同種には自らの存在を知らせ
鳥などの捕食者に対しては、好まれない色彩で身を守ろうとしています。
↓ 腹部末端形状からオスと判断できる
野外に於いてクチクラの構造に異常を持ち(?)本来の発色を失った個体が
捕食者をすり抜け子孫を残せる確率は
一般的な発色個体より低くなると思えますが
偶然にもKさんにより捕獲されことで珍しい個体を見ることができました。
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