今日、クルビデンスオオクワガタ(ブータン・チュカ8代目)の
割り出しを行ないました。
19度前後の温室に産卵セットを組んで
この季節に幼虫や卵が採れたのは初めてです。
捕食者の存在
容器のフタをとり、マットを軽くどけてみると
何やら嫌な姿が見えました。
恐らくキマワリの幼虫です(以下キマワリ)。
↓ 画像左下にある穴はキマワリの坑道
一説にはキマワリ(幼虫)は
クワガタの幼虫を食さないともいわれているようですが
2齢幼虫程度の規模の食痕に
5mm程のきれいな穴が開いたものが幾つかあり
それを辿るとキマワリの幼虫は出てきますが
クワガタの幼虫は出てきません。
状況からしてキマワリに食されたと考えるのが自然です。
恐らくキマワリの幼虫は菌茎(朽ち木)だけでなく
肉食性もあるのでしょう。
↓ どちらの産卵木にもキマワリが・・・
ただ、キマワリが出てくるのは比較的大きな食痕からで
初齢幼虫の食痕からは1頭も出てきませんでした。
このことから
ある程度育った幼虫が主に狙われたように思います。
↓ 2本の朽ち木から計7頭出てきた
今回は、残念ながら幾つかの幼虫は捕食されましたが
卵・初齢・2齢合わせて15頭も採れたのと
メスがお尻から管を出して卵を排出する瞬間が見れたので
それで良しとしました。
↓産卵直後(産卵する瞬間の画像は間に合わなかった)
↑↓ 卵と初齢初期が多かった
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