前記事2回は、スズメバチが灯火に飛来したことを書きました。
今回は、両日探索の様子を簡単にまとめました。
D山
日時:2017年8月20日 13:30~
場所:兵庫県北部
標高約約700~1100m
天候:曇り時々晴れ
気温:麓で32度 夜間23度前後
この山は
近年ではヒメオオクワガタもアカアシクワガタも
ルッキングで発見できる確率は大変低くなっています。
↓ 林道を歩くミヤマクワガタのメス
↓ ヤナギに付くクワガタ密度は非常に低い
↑↓ ヤナギ根元に潜んでいたアカカシ
↓ スジクワガタ
↓ ウリハダカエデに隠蔽する大きなナナフシ
↑↓ スジクワガタ
↓ スジクワガタ
↓ 日没直後
↑↓ ノコギリクワガタのメス
↓ 近づけない状態
↓ 羽アリでアカアシクワガタの写りが悪い
昼間のルッキングではなかなか発見できないアカアシですが
灯りにはやってきます。
兵庫県に分布するヒメオオクワガタやアカアシは
人目に付かないところでひっそり暮らしています。
それが、良いところです。
↓ コクワガタのメス
↓ コクワガタのメス
↓ 近くの池からガムシ
帰りの山中街灯
↓ ノコギリクワガタのメス
↓ コクワガタのメス
B山
日時:2017年8月27日 14:00~
場所:兵庫県北部
標高:約700~1000m
天候:晴れ時々風
気温:麓で30度前後
C山
B山とC山は実質連続した山になります。
数年前にC山でアカアシクワガタを見つけていたため
まずはC山に向かいました。
C山は、B山よりヤナギが多く、探しがいがあります。
↓ オス発見
あわよくばヒメオオクワガタを・・・
と欲張りながら探して回り
2か所でアカカシを4頭
残念ながらヒメオオクワガタの姿はありませんでした。
B山で洞に3種11頭
次はB山に向かいます。
こちらの山は
ヤナギ類が年々少なくなっており
ヒメオオクワガタの発見も難しくなった場所です。
そのため反対の斜面にまで探索範囲は広がります。
直径30cmほどあるバッコウヤナギの根元付近の洞で
Tさんがクワガタを見つけました。
洞は樹液も出ています。
↓ バッコウヤナギの洞
↓ かき出してみるとアカアシのメス
アカカシは
たまに樹皮の隙間や洞に入っていることがあります。
スジクワガタは北部山地帯の普通種で
小さな個体が大半を占めるのが特徴です。
↓ 樹皮に付くスジクワガタのオス
↑ 洞の外にはスジクワガタのオスが付いており
洞内部には数頭の黒いものが見えていました。
更に見えにくい隙間をごそごそしてみると
次々と小さなスジクワガタが這い出してきて
最終的には一つの洞から3種11頭のクワガタが出てきました。
これには驚きです。
↓ 洞にいた3種、この後スジ1頭追加
この人気の洞で最も大きかったクワガタは
47mmほどのコクワガタでした。
*探索で見つけたクワガタムシは
出来るだけリリースするよう努めています。
B山のライトトラップ
当夜は気温が下がり、時折り風も吹きました。
虫の集まりはよくありません。
↓ オオミズアオがやってくると何故かホットする
21時を過ぎても虫の集まりに変わりはなく
長袖でも寒いくらいになってきました。
そこで300mほど標高をさげて再設営してみると
さっきよりは集まりがよく
短時間で珍しいものが飛来してくれました。
↓ 再トラップでレアなツノトンボ飛来
↓ 前記事のモンスズメバチ
↓ 下山途中に出逢った蛾を集めているとういう方のトラップ
9月に入り、朝晩は少し肌寒くなってきましたが
8月の山地で一足先にそれを感じてきました。
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