*現在、オキナワマルバネは国内希少野生動植物種に指定されており
例外を除いて、譲渡や売買・採取等はできません。
オキナワマルバネの産卵セット解除が近くなってきました。
最初にブリード開始した産地Cメスは☆
羽化から99日間の生存でしたが飼育するには十分な卵を産んでくれました。
↓ 産地C、合掌
次にセットした産地Bも順調に産卵しており卵の確認から逆算すると
羽化から40日を過ぎたあたりから産卵を開始したものと思われます。
Bの産卵に使用した容器は5Lほどのタッパーで
マットの量が3Lくらいのややコンパクトセットです。
セットから1週間後の掘り出しでは11個の卵が発見できました。
覚え書き
マルバネの卵は、容器底部周辺のマットが締った場所から発見できることが多いのですが
酸素不足や、メスの潜りやすさなどを考慮し
また、掘り出し時の目安にもなるのではないかと思い
マットを団子状にして埋めてみました(2セット)。
↓ 隙間が残るくらい
団子セットをしてから4日後、マットを容器に移し状態を見ると団子はほとんど判りせん。
埋めたマットとダンゴがよくなじんでしまいほぼ一体化しています。
↓ どれが団子かわからない
卵は、元団子らしき部分からも、そうでない部分からも出てきました。
2メスの産卵数は、産地B=10個:産地C=6個(2個つぶし)
結果は至って普通。
特筆すべきものはありませんでした。
上記結果から、通常のセットに戻し追い掛けをして次の掘り出しを待ちました。
↓白い粒排出(精嚢)
↓セット後すぐ潜るメス
↑↓ Bの種オス
10月19日、産地Bも既にある程度産卵しているので今度は質の異なるマットで採卵を試みました。
そのマットは他メスが産まなかったマットです。
完全に産卵モードになっているBもそのマットを嫌うかどうか試してみました。
セットから3日後の今日、掘り出してみたところ予想に反してよく産んでいました。
↓ 底部にいたメス
↓ 3日間の結果
成熟したあるメスはこのマットには全く産卵せず
別のメスはよく産む・・・どういうこと?
個体差とか餌慣れとかというやつでしょうか?
いずれにしても使えることは判ったので覚え書きしました。
最近は朝晩冷え込むようになりました。
温室のヒーターのスイッチを入れ終日20度を切らないようにしています。
クワガタに関する作業は車庫(外)で行い、マルバネの掘り出し頻度は週2回程度です。
夜間に作業を行なうときはほんのりマットの暖気を感じる
そんな季節になりました。
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