スラウェシパリーの割り出しを終えました(2回)。
前記事の野外個体は産卵することなく死亡したので
新たに飼育個体(1代目)を入手して成熟を待ちました。
オスは2022年6月羽化、メスは同年4月羽化です。
↓ オス2022年6月羽化 64㎜程度
↓ メス2022年4月羽化 30㎜程度
↓ 産卵セット:管理温度は24度前後
割り出しは、2本入れた材を1本ずつ2回に分けて行い
1回目(11月5日)の割り出しでは、卵〜ある程度成長した2齢幼虫まで発見できました。
2回目(12月10日)の割り出しでは、より成長した2齢幼虫も出てきました。
↓ 2回に分けて割り出し:2022年11月5日・12月10日
↓ 卵を確認:11月5日
↓ 初齢幼虫:11月5日
↓ 2齢幼虫も混ざる:11月5日
↓ 2回目の割り出し ある程度成長した2齢幼虫も出現:12月10日
↓ 2022年12月10日の母虫
性成熟までの期間
2回の割り出しで出てきた幼虫の成長度合いから、産卵は9月内に行なわれたと思われ
母虫は羽化して5ヶ月前後で産卵を開始したようです。
私の場合、パリーオオクワガタは野外個体を入手して産卵させることが多かったため
その個体の羽化〜野外での産卵経験など生い立ちを知る由もなく
当たりはずれの世界を行き来していました。
強弱四季のある地域に分布するクルビデンスやオオクワガタ等の場合
羽化翌年に産卵という、管理温度に左右されにくいイメージもありますが
スラウェシパリー(飼育個体)では南の種らしさを感じました。
↓ オスは元気で活動中
2回の割り出し結果は、卵〜2齢幼虫まで合わせて22頭(1潰し)
採れた幼虫は持ち合わせた1500ccヒラタケ菌床2本に6頭(3x2)
残りの15頭は、200ccのカワラタケ菌床に投入しました。
今回は、予想以上に多く採れたので隙間の増えてきた棚が少し埋まりました。
他種との関係で小屋の中段温度は現在19度前後です。
これから1月半ばにかけて更に2度ほど低くなっていきます。
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