2018年8月5日
春に採取したマグソクワガタの割り出しを行いました。
↓ 6月8日撮影
産卵のセットはプラケース小を用い
底部5cmほどは発酵マットを硬く詰め
その上に白枯れ朽木を置いて砂で埋めました。
そして、メス3・オス3を投入しました。
尚、成虫の餌はなしです(食べない)
↓ 緑線下部発酵マット・上は朽ち木と砂
↓ 5月19日 卵(マット内)
↓ 6月8日 画像中央 初齢幼虫 体長2~5mm
↓ 6月8日 卵と初齢幼虫
5月19日にケース底部側壁で発見した卵は
自然温で(15~27度 室内窓辺日当たり)
6月1日に孵化しましたので
産卵から孵化まで13日かかったことになります。
また、他の観察でも孵化までは2週間前後でした。
↓ 6月8日 雌雄ともに生存する個体あり
セットしてから3か月近く経過した7月中ごろには
ケース側壁や底部に沢山の幼虫が見られ
ざっと数えただけでも40頭。
かなり過密な状態になっていました。
↓ 割り出し開始
↓ マット内
↓ 親メス(死亡)
割り出しでは卵こそ発見できなかったものの
初齢初期から~終齢初期まで
各ステージが見つかりました。
そして、マットと砂の中から回収できた
幼虫の数は231頭で
この時点で親メス1頭当たりの産卵指数は77でした。
マットからの幼虫回収を終え
次は、握りこぶし大の朽ち木二つの割り出しとなったのですが
朽ち木内にいる幼虫は
朽ち木外周やマットに産み付けられた卵が孵化して
自力で穿孔した幼虫であるため
今回は朽ち木は崩さず
そのまま次の容器に埋めることにしました。
恐らく朽ち木の中にもそれなりの数の
幼虫がいるものと思われ
総数は250頭を超えるものと考えます。
↓ マットから朽ち木に穿孔途中の個体もあり
↓ 初~終齢まで各ステージあり
あるHPで
「マグソクワガタは朽ち木を齧って産卵する」
といった内容を見たことがありますが
私のこれまでの観察では
その外部周辺や、マット内の産卵は確認するも
朽ち木を齧った痕跡は発見できず
そういったことは確認できていません。
↓ 砂の中の終齢幼虫
↓ 砂から朽ち木に穿孔途中の終齢幼虫(8月5日)
狭いケースで窮屈に暮らしていた幼虫は
発酵マットを詰めた二つの容器に分け
少しは過密状態が緩和出来たと思います。
割り出し前には100はいると思ってましたが
実際は遥かに多く
ちょっとびっくりの割り出しになりました。
↓ 次の容器に投入
最新の画像[もっと見る]
- 2024年インセクトトピックス 2週間前
- 2024年インセクトトピックス 2週間前
- 2024年インセクトトピックス 2週間前
- 2024年インセクトトピックス 2週間前
- 2024年インセクトトピックス 2週間前
- 2024年インセクトトピックス 2週間前
- 2024年インセクトトピックス 2週間前
- 2024年インセクトトピックス 2週間前
- 2024年インセクトトピックス 2週間前
- 2024年インセクトトピックス 2週間前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます