*カテゴリー「オオクワガタ」から入ると
飼育過程等が繋がります。
2019年7月に東北の山間部で
ライトトラップにて採集されたオオクワガタの
子孫が羽化しました。
累代表記WF1とされるやつです。
↓ 親メス 新潟県産野外個体42㎜台
メスは野外個体につき交尾済と考えるのが自然ですが
一般に、
昆虫は最後に交尾したオスの遺伝子が多く残るとされるため
大きなオスの遺伝子をと、2週間ほど同居させました。
↓ 親オス 新潟県産野外個体66㎜台
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産卵セットは、昨年の8月中旬に組み
割り出しは同年秋に行いました。
↓ 2019年10月10日 ヒラタケ800ccに投入
↓ 2020年1月上旬に餌交換
↓ 餌交換時のオスの体重は最大で19g台
羽化
幼虫は初・2齢からヒラタケ菌床800ccに投入し
オスは2本、メスは1本で羽化させました。
*画像では大歯型は内歯が重なって見えますが
実際は重なっていません。
↓ 左:親虫(野外個体) 右3頭がその子供
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↓ 頭を下げるので内歯が重なって見えてしまう
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↓ 左:親虫
↓ 最下部:親虫
↓ 飼育1代目メス 3メスの最大 最少は30mm台
↓ 中段で現在後食中
あとがき
野外個体からの子供を
年通16~24度くらいの温暖な環境で飼育すると
8~9か月ほどかけて羽化し
雌雄の大きな羽化ズレはありませんでした。
東北エリアでも
野生で70㎜に達するオオクワガタは
めったに採れないと聞きますが
飼育では簡単に70mmを超える個体が羽化しました。
そして、並べた個体を見ながら
先人が産み出した菌床飼育のすごさを
改めて実感した一日でした。
↓ 飼育1代目の最大は72mm台
↑ 右端が親虫66mm台
作業終了
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