GW中にネットで見慣れない顔つきの
パリーオオクワガタ(?)
野外個体を見つけました。
産地は、ジャワ島東部の Mt. Gumitirとあり
販売者さんに確認をとったところ
「現地からそう報告を受けている」との回答がありました。
また、通関は2019年12月で
同期にMt. Gumitir産ダイオウヒラタも入っていました。
Mt. Gumitirはジャワ島の東端に位置し
すぐ近くにバリがあります。
⇩ Mt. Gumitir
このパリーは全部で5ペア販売されていて
オスは52~60mm、メスは27~33mmでした。
これら5ペアのうち私が2ペア。
パリー好きのTさんが2ペアの計4ペアを
誰と競り合うこともなく安価で入手。
残りの52mmペアも注視していたところ
こちらはスタート価格の倍以上で取引されました。
↓ 2ペア入手
↓ ジャワ島 Mt. Gumitir産 左:59mm 右:60mm
↓ 腹面(ダニ付き)
↓ 左:60mm 59mm 大アゴはすらりとして先端付近で湾曲
↓ 頭部と大アゴ 左:59mm 右:60mm
↓ 胸部 左:60mm 右:59mm
↓ この2頭はTさん所有個体 左:60mm 右:57mm
↓ メス 左:33mm 右:27mm
↓ 腹面に微毛
この産地のパリーオオクワクワガタを調べてみると
2017年に東ジャワパリーの珍産地として
とあるショップで販売されていました。
その時のサイズは50mmほどの中型だったようです。
この産地個体群について
あえて細かなことは書きませんが
少なくとも既知の東ジャワパリー
Dorcus ritsemae ritsemae には見えません。
かといって他亜種を見てもよくわからず
同定に困ります。
↓ 東ジャワパリー Mt.Argopuro産 野外個体♂68mm
↓ 東ジャワパリー腹部、微毛は多い(飼育1代目)
↓ 東ジャワ.Mt.Argopuro. 62mm
↓ パラワン.Mt.Gantung.産 63㎜
↓ Mt. Gumitir 体長60mm付近で、内歯の位置は基部寄り
ぱっと見は、パラワン・スマトラ 等にも似てますが・・・
60mmほどの体長でこの形はとても興味深く見え
急いで産卵木を発注しました。
参考文献:
塚脇智成,1998,月間むし(328):79-81.むし社.
水沼哲郎著,2000. Stag Beetls Ⅱ ,ESI.
西山保典著,2000.世界のクワガタG,有限会社木曜社.
藤田宏,2010,世界のクワガタムシ大図鑑6,むし社.
非常に興味深いですね。大型になるとどの様な個体となるのか気になります。是非、またブログで紹介お願いします。
ウチのインビタビリス達もだいぶ羽化し、少しずつ餌を食べているものも出てきましたのでそろそろ産卵セットの時期になりそうです。コロナの影響はいかがでしょうか?しばらくはまだ続きそうですが、早く気の滅入りそうな日々が終わって欲しいものです。
2メスとも追い掛けなしで朽ち木を入れています。
昨日セットを見るとどちらも木を齧っていますので、産んでいるかもしれません。
うまく幼虫が採れたら、大きな個体を羽化させて正体をみたいです。
インビタ、始まりましたね。
こちらは1ペアが☆になりました。
しばらくはそのまま放置して、掘り出しをするつもりです。
コロナは本当にたちが悪いですね!
早くワクチン・薬ができて
基の暮らしに近づきたいです。
昨日、やっと「安倍のマスク」が届きました、遅っ!