宮古島天体観測所の望遠鏡で、おうし座の蟹星雲(かに星雲)を久しぶりに撮影してみました。
かに星雲の視直径は約6分×4分角。画像は北を上にして掲載しています。
撮影データです。
2023年9月16日3時35分、口径50cmF11反射、XW40mm接眼鏡、ミラーレスカメラDC-GX7MK3+f12mmF1.4によるコリメート撮影。露出40秒、感動ISO6400、合成焦点距離3,300mm相当です。
かに座にあるから「かに星雲」と思っている方もいるようですが、蟹の甲羅のように見えることから、おうし座にあっても「かに星雲」という愛称です。
名付け親は、アイルランドの天文学者・貴族・政治家の第3代ロス伯爵=ウィリアム・パーソンズ(William Parsons, 3rd Earl of Rosse, 1800年-1867年)です。一般にはロス卿 (Lord Rosse) の名前で知られているとのこと。天文書籍にはロス卿が口径90cm反射望遠鏡でスケッチしたM1が有名で、微細なフィラメント構造がカニに似ていることから命名されました。以上、Wikipediaから引用。
なお、M1というのは、フランスの天文学者シャルル・メシエ(Charles Messier 、1730年-1817年)が作った星雲星団カタログの1番目として、このかに星雲が記載されたことから、メシエ1番あるいはM1などとも呼ばれます。
このM1にはパルサーと呼ばれる特異な恒星が中心部付近で淡く輝いています。明るさは16.5等級だそうです。
詳細は、2021年11月のブログ記事 【 かに星雲のパルサー 】に書いておきました。
91440621RTCAT
2021年11月のブログ記事に掲載した画像を再掲します。矢印の先がパルサーです。
口径50cmF11反射、XW20接眼鏡、コンデジLX7によるコリメート撮影。露出80秒、感度ISO1600、合成焦点距離8000mm、2021年10月2日2時59分に撮影、拡大トリミング済み。
このパルサー、眼視で見えるかどうか確かめてみました。パルサーの光度は16.5等級とのことで、口径50cm反射望遠鏡では眼視の限界に近いというか、無理に近い範疇です。
しかし、実際に見えるか確かめてみるのが私の流儀。
2023年9月22日(金)の午前2時、かに星雲を口径50cm反射望遠鏡の視野に導入。
パルサーが見えるかどうか高倍率で慎重に確かめてみました。写真を参考に700倍で観察を開始。目を闇夜に慣らし、そらし目で確かめること約30分。15等級ほどの恒星のすぐ傍らに非常に淡く光る恒星状の天体が確認できました。位置が合っているので恐らくパルサーだと思います。口径50cmでは難物でした。口径60cm以上の望遠鏡を使い、暗い夜空であればもう少し楽に見えると思います。
かに星雲の視直径は約6分×4分角。画像は北を上にして掲載しています。
撮影データです。
2023年9月16日3時35分、口径50cmF11反射、XW40mm接眼鏡、ミラーレスカメラDC-GX7MK3+f12mmF1.4によるコリメート撮影。露出40秒、感動ISO6400、合成焦点距離3,300mm相当です。
かに座にあるから「かに星雲」と思っている方もいるようですが、蟹の甲羅のように見えることから、おうし座にあっても「かに星雲」という愛称です。
名付け親は、アイルランドの天文学者・貴族・政治家の第3代ロス伯爵=ウィリアム・パーソンズ(William Parsons, 3rd Earl of Rosse, 1800年-1867年)です。一般にはロス卿 (Lord Rosse) の名前で知られているとのこと。天文書籍にはロス卿が口径90cm反射望遠鏡でスケッチしたM1が有名で、微細なフィラメント構造がカニに似ていることから命名されました。以上、Wikipediaから引用。
なお、M1というのは、フランスの天文学者シャルル・メシエ(Charles Messier 、1730年-1817年)が作った星雲星団カタログの1番目として、このかに星雲が記載されたことから、メシエ1番あるいはM1などとも呼ばれます。
このM1にはパルサーと呼ばれる特異な恒星が中心部付近で淡く輝いています。明るさは16.5等級だそうです。
詳細は、2021年11月のブログ記事 【 かに星雲のパルサー 】に書いておきました。
91440621RTCAT
2021年11月のブログ記事に掲載した画像を再掲します。矢印の先がパルサーです。
口径50cmF11反射、XW20接眼鏡、コンデジLX7によるコリメート撮影。露出80秒、感度ISO1600、合成焦点距離8000mm、2021年10月2日2時59分に撮影、拡大トリミング済み。
このパルサー、眼視で見えるかどうか確かめてみました。パルサーの光度は16.5等級とのことで、口径50cm反射望遠鏡では眼視の限界に近いというか、無理に近い範疇です。
しかし、実際に見えるか確かめてみるのが私の流儀。
2023年9月22日(金)の午前2時、かに星雲を口径50cm反射望遠鏡の視野に導入。
パルサーが見えるかどうか高倍率で慎重に確かめてみました。写真を参考に700倍で観察を開始。目を闇夜に慣らし、そらし目で確かめること約30分。15等級ほどの恒星のすぐ傍らに非常に淡く光る恒星状の天体が確認できました。位置が合っているので恐らくパルサーだと思います。口径50cmでは難物でした。口径60cm以上の望遠鏡を使い、暗い夜空であればもう少し楽に見えると思います。
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