10月13日(日)の札幌は晴れ。紫金山・アトラス彗星が明け方から夕方の空に巡ってきました。近場への遠征を予定していたところ、天文指導員のNさんから連絡があり相談した結果、一緒に遠征することにしました。
石狩市厚田区望来の道路脇空地に到着したのは16時過ぎ。もう少し高台のほうが低空を見渡せるのですが、風が強いため低めの空地に駐車し準備します。16時55分に日没。
ワンちゃんを連れて散歩していた男性に挨拶すると、「彗星が見えるんだってねー。」という反応がありました。マスコミが広く報道しているようです。
私が用意したのはミラーレスカメラに85mmF1.4レンズを付けた撮影機材(左)と口径7cmF6屈折経緯台(右)です。
17時21分、まだ夕空が明るいため彗星が見えてきません。Nさんもカメラを三脚に固定し待機中です。
17時30分に10倍40mm双眼鏡で紫金山アトラス彗星を薄明中の西空で発見。私が予想したよりもしっかりとした明るさの中心核を保っていました。Nさんも双眼鏡で彗星を確認。
この時の彗星高度は地平線上10.3度。太陽高度は−6.5度。まだまだ空には明るさが残っているものの、双眼鏡で見ると11時の方向に尾が出ている様子も少しばかり見えました。
もう少し背景が暗くなるのを待ち、手始めに望遠鏡にスマホを装着し撮影を始めました。雲が流れ彗星を時々隠しています。
雲の間から見えてきた紫金山・アトラス彗星です。ちょうど日没1時間後の撮影です。彗星の高度は5.9度。
口径7cmF6屈折望遠鏡+XW20mm接眼鏡+スマホでコリメート撮影。露出1/3秒、感度ISO3200、合成焦点距離約1100mm(35mm判換算値)
夕空が少しずつ暗くなり、10倍40mm双眼鏡の視野いっぱいの長さの尾も見えてきました。双眼鏡の視野は6.3度なので尾の長さは6度ほどでしょうか。
用意していた85mmF1.4レンズで撮影を開始。なお、35mm判換算焦点距離は170mmとなります。
18時00分、彗星の高度は5.0度。
18時18分、彗星の高度は僅か2.0度。この頃になると低空の大気減光で彗星は暗く赤っぽくなり眼視だと見づらくなってきました。
遠方の陸地は積丹半島の古平町付近だと思います。
18時29分、彗星が遠方の山裾に没しました。振り返ると南東の空には月齢10の月が眩しく輝いています。持参した望遠鏡でいくつかの星雲星団、最後に眩しいお月様を見て撤収しました。
沖縄県宮古島では9月27日から5日連続して雲や雨に遮られ、明け方の空で紫金山・アトラス彗星を見ることができませんでした。そのリベンジを北海道の夕空で果たすことができました。
同行したNさんも見事な尾を捉えることができ嬉しそうでした。
石狩市厚田区望来の道路脇空地に到着したのは16時過ぎ。もう少し高台のほうが低空を見渡せるのですが、風が強いため低めの空地に駐車し準備します。16時55分に日没。
ワンちゃんを連れて散歩していた男性に挨拶すると、「彗星が見えるんだってねー。」という反応がありました。マスコミが広く報道しているようです。
私が用意したのはミラーレスカメラに85mmF1.4レンズを付けた撮影機材(左)と口径7cmF6屈折経緯台(右)です。
17時21分、まだ夕空が明るいため彗星が見えてきません。Nさんもカメラを三脚に固定し待機中です。
17時30分に10倍40mm双眼鏡で紫金山アトラス彗星を薄明中の西空で発見。私が予想したよりもしっかりとした明るさの中心核を保っていました。Nさんも双眼鏡で彗星を確認。
この時の彗星高度は地平線上10.3度。太陽高度は−6.5度。まだまだ空には明るさが残っているものの、双眼鏡で見ると11時の方向に尾が出ている様子も少しばかり見えました。
もう少し背景が暗くなるのを待ち、手始めに望遠鏡にスマホを装着し撮影を始めました。雲が流れ彗星を時々隠しています。
雲の間から見えてきた紫金山・アトラス彗星です。ちょうど日没1時間後の撮影です。彗星の高度は5.9度。
口径7cmF6屈折望遠鏡+XW20mm接眼鏡+スマホでコリメート撮影。露出1/3秒、感度ISO3200、合成焦点距離約1100mm(35mm判換算値)
夕空が少しずつ暗くなり、10倍40mm双眼鏡の視野いっぱいの長さの尾も見えてきました。双眼鏡の視野は6.3度なので尾の長さは6度ほどでしょうか。
用意していた85mmF1.4レンズで撮影を開始。なお、35mm判換算焦点距離は170mmとなります。
18時00分、彗星の高度は5.0度。
18時18分、彗星の高度は僅か2.0度。この頃になると低空の大気減光で彗星は暗く赤っぽくなり眼視だと見づらくなってきました。
遠方の陸地は積丹半島の古平町付近だと思います。
18時29分、彗星が遠方の山裾に没しました。振り返ると南東の空には月齢10の月が眩しく輝いています。持参した望遠鏡でいくつかの星雲星団、最後に眩しいお月様を見て撤収しました。
沖縄県宮古島では9月27日から5日連続して雲や雨に遮られ、明け方の空で紫金山・アトラス彗星を見ることができませんでした。そのリベンジを北海道の夕空で果たすことができました。
同行したNさんも見事な尾を捉えることができ嬉しそうでした。
10/13、10/15と自宅(横浜)から歩いていける範囲の撮影でもなんとか写りました。
予想以上に尾が長く見えるのでびっくり・・
http://park12.wakwak.com/~maki/cgi-bin/makibbs.cgi
流石に、街中と一緒に取ると尾が見えないですが・・
横浜でも見えたのですね。
世間で結構騒がれていたことから、過去のジンクスを参考に彗星は暗く尾も短いのではと予想していました。
予想は良い方に外れて良かったです。(笑)