2022年の12月22日(木)は冬至でした。朝の札幌の気温はマイナス8度。
これは自宅屋上で12月22日の8時40分に撮影した冬至の太陽です。
1年で最も南中高度が低い太陽を撮影したかったのですが、10時ごろから曇ってしまい夕方から荒れ模様になりました。
なお、北緯43度の札幌における冬至の日の太陽の南中高度は23度ほどです。
ところで、天体に興味を持った方々から、地平線と黄道との交差角度が季節によって変わることがよくわからないと質問を受けます。
そこで、冬至・春分・夏至・秋分の明け方の様子をSkySafari というアプリで、理屈なしで説明したいと思います。
白い線が天の赤道、黄色い線が太陽の通り道の黄道で、札幌での状況です。
冬至の日だと明け方の地平線と黄道のなす角度は47度ほどになります。
春分の日だと明け方の地平線と黄道のなす角度は23度ほどに低下し、太陽からの離角が十分でも高度が低く月や惑星を見るには適さない時期になります。
夏至の日だと明け方の地平線と黄道のなす角度は冬至と同じに47度ほどになります。
秋分の日だと明け方の地平線と黄道のなす角度は70度ほどになり、秋分の日前後には太陽に近い月や惑星を見るのには好条件となります。
まとめです。
日本で明け方の低空の惑星や新月に近い細い月を見るには、秋分の頃が黄道と地平線のなす角度が大きくなって見やすい時期です。
逆に、夕方の低空の惑星や新月から少し過ぎた細い月を見るのは、春分の頃が黄道と地平線のなす角度が大きくなって見やすい時期になります。
星座早見盤をお持ちの場合、季節を変えながら明け方あるいは夕方の黄道と地平線のなす角度を検証するとわかりやすく、その理屈というか理由も理解できると思います。
インドネシアなど赤道直下の国々だと、季節にあまり関係なくなり、オーストラリアなど南半球の中緯度地域では、日本と逆転した季節の見え方になります。
これは自宅屋上で12月22日の8時40分に撮影した冬至の太陽です。
1年で最も南中高度が低い太陽を撮影したかったのですが、10時ごろから曇ってしまい夕方から荒れ模様になりました。
なお、北緯43度の札幌における冬至の日の太陽の南中高度は23度ほどです。
ところで、天体に興味を持った方々から、地平線と黄道との交差角度が季節によって変わることがよくわからないと質問を受けます。
そこで、冬至・春分・夏至・秋分の明け方の様子をSkySafari というアプリで、理屈なしで説明したいと思います。
白い線が天の赤道、黄色い線が太陽の通り道の黄道で、札幌での状況です。
冬至の日だと明け方の地平線と黄道のなす角度は47度ほどになります。
春分の日だと明け方の地平線と黄道のなす角度は23度ほどに低下し、太陽からの離角が十分でも高度が低く月や惑星を見るには適さない時期になります。
夏至の日だと明け方の地平線と黄道のなす角度は冬至と同じに47度ほどになります。
秋分の日だと明け方の地平線と黄道のなす角度は70度ほどになり、秋分の日前後には太陽に近い月や惑星を見るのには好条件となります。
まとめです。
日本で明け方の低空の惑星や新月に近い細い月を見るには、秋分の頃が黄道と地平線のなす角度が大きくなって見やすい時期です。
逆に、夕方の低空の惑星や新月から少し過ぎた細い月を見るのは、春分の頃が黄道と地平線のなす角度が大きくなって見やすい時期になります。
星座早見盤をお持ちの場合、季節を変えながら明け方あるいは夕方の黄道と地平線のなす角度を検証するとわかりやすく、その理屈というか理由も理解できると思います。
インドネシアなど赤道直下の国々だと、季節にあまり関係なくなり、オーストラリアなど南半球の中緯度地域では、日本と逆転した季節の見え方になります。
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