写真は隅田川
なぜか、一人で座り込んでいる人の姿が目立ちます。
根性なしの私にはいっときは平気ですが
退屈で淋しくて
すぐに立ち上がってしまいますね。
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雨が上がったのですが、暑さがきついのです。
鎌倉方面にでもいこうかな
そう思って
出かけたのですが、途中で戻ってきました。
花のない季節は、その街まで物足りない雰囲気にさせてしまいます。
出かけたのですが、それはどうでもよかったのです。
年をとると、そんなことがときおりあります。
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「深い河」(熊井啓監督・秋吉久美子主演)
家に戻り、ビデオを見ました。
こんなときに見ることが多いのが
「愛を乞う人」「駅」などです。
不思議ですね。
気力十分で、することがない。
そんなときに本腰を入れてみなければ耐えられない
そんな映画を選ぶのです。
同じ映画を繰り返し見ますね。
今日は「深い河」でした。
中古で手に入れたビデオですが
そろそろテープが切れてしまうのではないでしょうか?
いくつかの物語が組み合わされています。
その一つ一つが中身が濃くて、滋味が溢れています。
音楽も緊張感があり、素敵です。
このような繰り返し見ても震えるような感動を得られる映画は宝ですね。
この映画の主演は秋吉久美子です。
でも、それよりも出番がすくない香川京子が素晴らしいのです。
彼女はいろいろな映画に出ていますが
名女優ですね。
「阿弥陀堂だより」に出てくる女性もよかったし
若い頃の「赤ひげ」もよかったです。
転生を信じる夫婦の話がいいですね。
この映画に出てくる大津という神学生の
日本人とキリスト教という間で苦しむ
その過程がこの映画の主題ですが
ベナレスで事故に遭い
死を覚悟した大津が
「ボクの人生これでいいのです」という言葉が
なぜか
この映画を見るたびに響くのです。
どうしてでしょうか?
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