あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

堤防に麦わら帽が並ぶ午後  あきオジ

2011-07-22 20:23:22 | 日記
昭和記念公園のシンボルツリーです。

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蝶々を尻尾でなぶる子猫哉  一茶

人声に蛭ノ降る虫夏木立  一茶

木の陰や蝶と休むも多少の縁  一茶

山寺は碁の秋里は麦の秋  一茶

(60歳以降の句ですが、私と年齢が近いせいか、共感できますし「ゆるさ」がいいですね。)

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なでしこジャパンの決勝戦を再放送していました。
結果が分かっているし、何度も見ているのですが、はらはらして見ていました。
アメリカのシュートシーン
外れることは分かっているのですが
はらはらしています。
これって何ですかね。

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猛暑なりカサブランカのぶら下がり  あきオジ

2011-07-22 19:56:28 | 日記
昭和記念公園のカサブランカ

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炎天をいただいて乞い歩く  山頭火

しとどに濡れてこれは道しるべの石  山頭火

分け入つても分け入つても青い山  山頭火

(山頭火の夏を思わせる句ですね。季語を意識してはずしているのか分かりませんが、たまたまなかったという雰囲気ですね。)

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炎天をうけて蝶とぶ朝となり あきオジ

炎天もそれもよしと歩きだし あきオジ

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今日はNHKらしからぬ内容の番組を放映していました。
なぜしこジャパンの追っかけ番組です・
なでしこジャパンの選手たち
試合中の化粧気がないときは、それなりですが
化粧をすると自然で健康美あふれた美人ぞろいですね。

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夕餉とき百合が切り裂く青き空  あきオジ

2011-07-22 18:51:07 | 日記
昭和記念公園のカサブランカ
満開ですね。
美しい花ですね。

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むざんやな甲の下のきりぎりす  芭蕉

人それそれ書を読んでいる良夜かな  山口青邨

曼珠沙華抱くほどとれど母恋し  中村汀女

(「折々のうた」から探し出しました。もう気分は秋ですね。)

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スカイツリー登って冬を送りたし  あきオジ

夏休み逝去通知の軽さかな  あきオジ

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一日がはやく終わるので絵を描く余裕もありません。
どうなっているのでしょうか。


楠のきりりと伸びて雲つかむ  あきオジ

2011-07-22 05:21:26 | 日記
神代植物公園です。

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雨の日や昔を語んやれふくべ  良寛

秋風に独り立たる姿かな  良寛

摩頂して独り立ちけり秋の風  良寛

(「摩頂」仏が弟子に教えたり誉めたたえたりするとき、頭をなでること)

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台風が通過して、気分は秋だと思っていたら
夏休みはこれからなのですね。

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「生きていりゃしいさ」を紹介します。
亡くなった河島英五が歌った曲です。
いいですね。お気に入りの歌手でした。


君が悲しみに 心を閉ざした時  思い出して欲しい歌がある

人を信じれず  眠れない夜にも  きっと忘れないで欲しい

  生きてりゃいいさ  生きてりゃいいさ  そうさ  生きてりゃいいのさ

  喜びも悲しみも  立ち止まりはしない  めぐり巡って行くのさ

  手のひらを合わせよう  ほら温もりが  君の胸に届くだろう



一文無しで  街をうろついた  野良犬と呼ばれた若い日にも

心の中は  夢で埋まってた  やけどするくらい熱い想いと

  生きてりゃいいさ  生きてりゃいいさ  そうさ  生きてりゃいいのさ

  喜びも悲しみも  立ち止まりはしない  めぐり巡って行くのさ

  恋を無くした  一人ぼっちの君を  そっと見守る人がいるよ



君にありがとう  とてもありがとう  もう逢えない人に  ありがとう

まだ見ぬ人にありがとう  今日まで私を  ささえた情熱に  ありがとう

  生きてりゃいいさ  生きてりゃいいさ  そうさ  生きてりゃいいのさ

  喜びも悲しみも  立ち止まりはしない  めぐり巡って行くのさ

  手のひらを合わせよう  ほら温もりが  君の胸に届くだろう



蓮咲けばそれぞれの夏うごきだし  あきオジ

2011-07-22 05:08:40 | 日記
神代植物公園の花蓮です。

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大根引一本づつに雲を見る  一茶

炭もはや俵の底ぞ三ケの月  一茶

初雪や誰ぞ来よかし素湯土瓶  一茶

(このような俳句を読んでいると、「一人」でないと命がけ句は難しいような気がします。新聞等の俳句でも、孫がかわいいとか親子の風景を自分だけの納得をしている句には目が行きませんし、多くの俳句は、そんなものです。それとも私がそのような俳句に傾いているのでしょうかね。年賀状の添え書きのようなものです。)

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今日は雨があがったら昭和記念公園に出かけようと思います。
猛暑などで二週間ぐらい立ち寄っていません。
季節の写真もありませんからね。
今日はユリの写真を撮りたいですね。

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旅もなく風もない日の俳句かな  あきオジ

2011-07-22 04:53:02 | 日記
神代植物公園の花蓮です。
大好きな花です。
仏教を感じる大切な花です。

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酒飲めば涙ながるるおろかな秋ぞ  山頭火

秋ただにふかうなるけふも旅ゆく  山頭火

その松の木のゆふ風ふきだした  山頭火

(風、旅ゆくなどの表現が登場すると、気持ちの中では、漂流する魂を意識していることを示していますね。旅は修行と結びついているのでしょうが、風に旅を連動させているのは日本的な文化ですね。そんな気がします。「旅ゆく」「風の中」を準備すると西行の世界であり山頭火の世界になり、「旅」の代わりに「ひとり」そして「風」の代わりに「・・・きる」にすると放哉ということになるのでしょうか。軸になる言葉があることがわかります。)

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朝の風景だけ映して、音楽を流す番組があります。
いつも流しているのですが、それぞれの土地にそれぞれの暮らしがあり
生活の匂いがあるのは懐かしいですね。
東京で暮らしていると精神の根っこがない生活であることが分かりますね。
伝統文化、宗教、自然などと無関係で、
人工的なぎくしゃくした集団の中で
「あるような何か」を信じているふりをしえいることがよく分かります。

だから、俳句は虚構そこ現代人の表現形式だと思ったりするのです。

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私が私に嘘言う夏休み  あきオジ

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