あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

贅沢に時は流れて汗をふき  あきオジ

2011-07-27 17:31:47 | 日記
上野のレストラン

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水の面にあや織りみだる春の雨  良寛

鍋みがく音にまぎるる雨蛙  良寛

秋日和千羽雀の羽音かな  良寛

(良寛の句集はまだまだ取りあげたい句もあります。情感があり、その表現が柔らかいですね。このような句の中に宗教性を感じる人もいるかもしれませんが、それより人間良寛の日常を感じます。常識人良寛の感性で俳句を作っているような気がします。来年になったら、それらしい専門家が書いている内容も読んでみたいとは思うのですが、人の書いたもの読むほど退屈で面倒なことはありません。どうなることやら)

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「日めくり万葉集」を録画しておいたので、それを暇があると流しています。そんな楽しみは贅沢ですね。でも、年を取ったら時間の贅沢をさせてもらいます。)


退屈す それが夏ならなおのこと  あきオジ

2011-07-27 17:23:20 | 日記
上野不忍池の蓮です。
今月末にもう一度出かけたいですね。

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しずかな道となりどくだみの芽  山頭火

しぐるる土をふみしめてゆく  山頭火

ゆう空から柚子の一つをもらふ  山頭火

一つもいで御飯にしよう  山頭火

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素人ながら、写真を撮ることに飽きてきました。
そこで諦めるのがアマチュア
諦めることができないのがプロなのでしょうか。

それはそれ飽きるのは飛躍のチャンス
そう思っています。

来年は上級機を買おうと考えています。

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提灯を見てきたように語るひと  あきオジ

2011-07-27 17:11:19 | 日記
浅草寺の大提灯です。

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鐘ついて去る鐘の余韻の中  放哉

柘榴が口あけたたはけた恋だ  放哉

たつた一人になり切って夕空  放哉

昼寝起きればつかれた物のかげばかり  放哉

(二度三度とりあげてようやく、アップしたことがあるという記憶が蘇ります。年をとると先ほどのことさえ忘れてしまいますので、いつも新鮮です。そんなことで自分の記憶にある句を取りあげました。)

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それなりの暑さもありて夏休み  あきオジ

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夕焼けにカサブランカがごあいさつ  あきオジ

2011-07-27 05:11:08 | 日記
昭和記念公園のカサブランカです。
日本人は最近馴染んできたかもしれませんが
夏椿が好きな国民性です。
なかなか生活の中に入り込みませんね。

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わが宿へ連れて行きたし蓮に鳥  良寛

雷をおそれぬ者はおろかなり  良寛

つとにせむ吉野の里の花がたみ  良寛

(「つと」は土産の品物の意。「花がたみ」花や草を入れる目の細い竹籠の意。ときどき意味不明にぶつかります。短歌と違って、考える糸口さえ見つからないことがありますね。まあ、それはそれ。素人は深読みしないで楽しみましょう。)

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雷が秩父をまわり迫りくる  あきオジ

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職場の俳句グループの例会で紹介された句が掲示されていました。
みなさん、上手ですね。奥行きがあっていいですね。

でも生真面目で精神的な冗談がありません。表現の「ゆるさ」もありません。
何か別のジャンルのような気がしました。

俳句を目指さなくてよかったとしみじみ思いましたね。
俳句もどき、このレベルを越えてはいけません。

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なでしこが叫び揺れる夏明ける  あきオジ

2011-07-27 04:52:32 | 日記
昭和記念公園の日本庭園です。

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いづちよりいづちともなき苔清水  蕪村

世に流れ出ては濁るか山清水  蕪村

石工(いしきり)の鑿冷やしたる清水かな  蕪村

二人してむすべば濁る清水哉  蕪村

(あれこれ解釈すれば深いものも見えてくるかもしれませんが、作者の意図とは関係なく読みとるのはどうなのでしょうかね。それが俳句の面白さであり、危うさであるような気がします。淡々とそしてさりげない。それが蕪村なのですね。でも、人生訓のような読み方をしなくても楽しめます。)

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俳句や短歌の中に人生の教訓を読みとろうとするのは、それはそれなりなのですが、私はこだわりません。作者も教訓を読者に与えようとするより、教訓を見出した。そんな思いの方が強いのではないでしょうか。

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朝顔や寝不足顔のごあいさつ  あきオジ

2011-07-27 04:34:16 | 日記
昭和記念公園です。

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家は皆海に向ひて夏の月  極堂

夕焼や楽屋の前の水車   中村吉右衛門

海霧のあと山きて座る大暑かな  永田耕一郎

(あれこれを広い集めました。「折々のうた」「現代俳句集」などから見つけました。)

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こともなく団扇動かす孫二人  あきオジ

顔出ぬ一日となり簾あげ  あきオジ

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