あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

岩かげに蜥蜴逃げ込む猛暑かな  あきオジ

2012-10-01 06:21:31 | 日記
春立や愚の上に又愚にかへる  一茶

人誹る会が立なり冬籠  一茶

湖水から出現したり雲の峰

(一茶の句の世界は江戸と信州ですが、信州の土や空気がにおう句がいいですね。卑屈になっていたり、嫉妬の裏返しだったし、率直であり、屈折もあるところがいいですね。)

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やれやれと思うところが昇り口  あきオジ


日だまりで柿食うことを思いつき  あきオジ

2012-10-01 06:12:07 | 日記
年とれば故郷こひしいつくつくぼうし  山頭火

それでよろしい落葉を掃く  山頭火

よびかけられてふりかへつたが落葉林  山頭火

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凛として大根引き抜く老夫婦  あきオジ

ありがたい山をつつむ秋の風  あきオジ

茶臼岳見上げる空に秋の雲  あきオジ

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また一つ年を取ろうとしています。
今が一番いいですね。

今までで一番中身の濃い時期です。
何もよりもぶれが少なくなりました。
でも「頑固になりました」。

台風が抜けてコスモス臥したまま  あきオジ

2012-10-01 05:40:29 | 日記
台風が抜けました。
自然の中でかろうじて生きている。
そのように思うことにしています。
謙虚にしていれば
不満も少ないものです。

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潮満ち切つてなくはひぐらし  放哉

お寺の秋は大松のふたまた  放哉

(放哉の晩年は寺から離れず、「静止」した目線で身辺を見ているのですね。歩きまわる山頭火との資質の違いなのでしょうか。)

小さい火鉢でこの冬を越さうとする  放哉

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つつまれて感謝に生きる島ぐらし  あきオジ

雨降れば雨の暮らしを思いつき  あきオジ

身をかがめ台風すぎるを待つ夜なり  あきオジ

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今日は昭和記念公園のコスモスか巾着田の彼岸花を楽しみに出かける予定です。