あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

名言にしたてる細き秋の雨  あきオジ

2012-10-07 06:03:21 | 日記
ブッダの言葉(スッタニパータ)です。
もっとも深いところで感じていることばです。

仲間の中におれば、休むにも、立つにも、行くにも、旅するにも、つねにひとに呼び掛けられる。他人に従属しない独立自由をめざして、犀の角のようにただ独り歩め

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傘もなく秋雨を受る思いつき   あきオジ

懸命な眼つきなれど傘はなし  あきオジ

かっこよき言葉も濡れる時雨かな  あきオジ

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さん喬が「天狗裁き」語る秋  あきオジ

2012-10-07 05:44:46 | 日記
秋は風ですね。

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日にかかる雲やしばしの渡り鳥  芭蕉

名月や北国日和さだめなき  芭蕉

身にしみて大根からし秋の風  芭蕉

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このブログ、最初から見ると面白いでしょうね。
俳句を作ることすらしたくない時期があり
作った俳句を公開することに躊躇い
「俳句」ではなく「俳句もどき」だとこだわっていました。

今ではそんなことはどうでもいい
そんな開き直りをしている。

それでいいのだ。
そう思うまでが大変でした。

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歳時記で秋を探す俳句哉  あきオジ

じっとして自分を見ている港かな  あきオジ

一流でないときだけに秋はあり  あきオジ

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動いてるそれだけでいい秋の風  あきオジ

2012-10-07 05:14:46 | 日記
みなとみらいです。
観閲式が予定されているようです。
平和な時代の風景とは思えない姿です。
この船、トラックなら100台はらくらく載せられそうな大きさです。

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うしろすがたのしぐれてゆくか  山頭火

(大滝秀治が亡くなった。予定していた舞台は「うしろすがたのしぐれてゆくか」だったそうです。最後の映画「あなたへ」では、高倉健が持っていた本が「草木塔」だったことも何かの因縁でしょうかね。)

鉄鉢の中へも霰  山頭火

(入れるものが無い両手で受ける」放哉 と対比できる句ですね。どちらも好きです。)

寒い雲がいそぐ  山頭火

(山頭火には膨大な句があります。一つ一つ丹念に読みなおすという楽しみ方もありますが、研究者でもない私には、そのような情熱はありません。今利用しているのは「山頭火句集」(筑摩書房)「山頭火」(春陽堂)「草木塔」(潮文社)などですが、それぞれの編者によって選択する句も違っているのでしょうね。それをさらに素人の私が選び出すのですから、作者からすれば「見当違いもいいところ」になるのでしょうが、句は作った時から、自分のものではなくなっていくのですね。)

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