あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

秋深し言葉もでない朝になり   あきオジ

2012-10-10 05:05:47 | 日記
雪ちるやおどけも云へぬ信濃空  一茶

湯に入りて我身になるや年の暮  一茶

しなのぢや山の上にも田植笠  一茶

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このごろ一茶に惹かれます。
芭蕉のような隙のない句でもなく、蕪村のような技巧的な句ではなく、土の匂いがあり、人の暮らしが在る。
暮らしが見える。
我がままで、欲が深く
それでいて働くのが嫌い
そんなところが魅力なのですね。
そして、
そこから離れないのが魅力ですね。
素人の私があれこれ言えませんが

気にならない。
肌合いがいい。

そんな句に出会うと嬉しくなります。

いいときに出会ったと思います。

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生きているそれでいいのさ秋刀魚食う  あきオジ

コスモスが迎える信濃へお嫁入り  あきオジ

この町で暮らしていけるか秋の雲  あきオジ

雲流れ空広がりし蕎麦畑  あきオジ

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コスモスの赤混じり込む丘もあり  あきオジ

2012-10-10 04:54:34 | 日記
昭和記念公園の若い夫婦です。
子を授かったという思いで育てているのでしょうか。

今の時代「できちゃったから」もいるかもしれませんね。
人の常識は分からないのです。
普遍的な常識とか道徳は徐々に崩れ
そして生まれるのですね。

「孔子が言ったから、そうなのだ」とは言えませんね。

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この子等に負担掛けるか風涼し  あきオジ

あれもこれも自分が食べると言い張る子  あきオジ

芋掴む両手口にまだ足りぬ  あきオジ

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風鈴の鳴るさへ死のしのびよる  山頭火

傷が癒えゆく秋めいた風となつて吹く 山頭火

月へ萱の穂の伸びやう  山頭火

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夕暮れのすすきケ原の豆腐売り  あきオジ

2012-10-10 04:43:30 | 日記
昭和記念公園です。
コスモスが見頃を迎えています。

ここのコスモスは発色がよいということもありますが
手入れがよいので、コスモスだけを楽しむことができます。

これから咲きだす丘は起伏にとんだ見晴らしが楽しいですね。

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先日でかけた「巾着田の彼岸花」「昭和記念公園のコスモス」が花のイベントですね。

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竹藪に夕陽吹きつけて居る  放哉

月夜風ある一人咳して  放哉

草花たくさん咲いて児が留守番してゐる  放哉

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首筋で躊躇い気にする秋の風  あきオジ

ごうごうと流れる川にも秋  あきオジ

藤袴遠慮なきも不似合いな  あきオジ

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