あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

あやしげなやきそば売りしおやじかな あきオジ

2012-10-09 06:59:58 | 日記
小金井公園も楽しい場所ですね。
楽しみ方を工夫したいですね。
「たてもの園」はもっともっと建物を増やさないと見応えがありません。
通り過ぎるとお終い。
そんなことでしょうかね。

小さくてもいいから芝居小屋などがあると楽しいでしょうね。
それと紙芝居とか飴細工などの動きのある大道芸など

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木漏れ日が茶会を照らす午後になり  あきオジ

おやじどの居眠りする子を抱いて寝る  あきオジ

靴脱いで朝刊とりだす日曜日  あきオジ

(素人の私には及びもつきませんが、あたりまえの言葉を並べるだけで、その言葉が広げる感傷のような気分が俳句なのでしょうね。それを感じられる俳人がいいですね。素人は説明のための言葉にすぎず、言葉がそこで固定化してしまうのですね。「しみじみ」が広がらない。まあ、いいか。そんなことが分かったところでどうにもなりません。むしろそんなことが分かる。それが楽しみなのかもしれません。

益子焼となりで夫婦が柿をくい  あきオジ

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あるけば蕗のとう  山頭火

うしろすがたのしぐれてゆくか  山頭火

(先日観た「あなたへ」に山頭火が小道具で利用されていました。ビートたけし演じる自称「国語教師」が高倉健演じえる男に山頭火についてあれこれ講釈するのですが、実はその国語教師は「車上荒らし」だったということなのです。これでは山頭火が安っぽくなってしまう。そんな思いこみで見ていました。)

旅ではてることもほんに秋空  山頭火

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喫茶券しまいこみて門を出る  あきオジ

2012-10-09 06:37:28 | 日記
柱には秋の草が活けてありました。
茶会にはあれこれのしきたりがあるのですね。

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茶会の初めに宗家らしく男性が着飾った女性群を前に訓示していました。
あれこれ支離滅裂な話でしたが
女性群はありがたそうに聞いていました。

そんな組織があるのだなあと思いました。
きっと、芸事の世界には前時代的な組織があり
家系があり
何代目を大切にする文化があるのでしょうね。

苦手な世界ですが
それをよしとする人たちもいるのですね。

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竹ぎれで手習ひをするまま子哉  一茶

(一茶の句に出てくる「まま子」は、気になりますね。継母に育てられた幼少のころ、そして、結局は育たなかった子どものこと屈折しているのでしょうね。「子ども」「可愛い」とか「孫」「愛しきもの」という単純さではないのですね。そこに一茶の屈折した句の面白さがあるのかもしれません。)

をさなごや尿(しと)やりながら梅の花  一茶

春風や八文芝居だんご茶や  一茶

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ありがたいことばもありて秋茶会  あきオジ

意義深いことば話題の茶をすすり  あきオジ

待ち時間日傘並べる茶会かな  あきオジ

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茶会で掛け軸を掛けたり、寓意の花を活けたり
それは準備が大変なようですね。
でも、それはそれで楽しい思い出になるでしょう。

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初心者もまじる茶室の桔梗哉  あきオジ

2012-10-09 06:17:52 | 日記
小金井公園の茶会です。
わびさびとは程遠い茶会ですが
それも楽しいでしょうね。
茶会という社交の場ですからね。

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大空のました帽子かぶらず  放哉

鐘ついて去る鐘の余韻の中  放哉

寒さころがる落葉が水ぎわでとまつた  放哉

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放哉の句も、きまじめで、「いい俳句を作ろう」という思いが出発点にあります。そんな気がします。川柳とも違った、気楽で軟らかく、もっとさりげない俳句というのはないのでしょうかね。いまのところ渥美清の句がそれに近いですね。

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はえたたき握った馬鹿のひとりごと  風天

赤とんぼじっとしたまま明日どうする  風天

いわせれば文句ありそなせんべい布団 風天

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耐えることそれも茶会吾亦紅  あきオジ

秋らしき着物を語る茶会かな  あきオジ

綿がしをくわえたままの鬼ごっこ  あきオジ

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今日は休みです。
明日から仕事です。
そろそろ楽しいことに専念したいですね。

贅沢、そして我がままでしょうか。

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