有名な水車小屋と清流の写真を撮り、定番の「わさびソフト」を食べ、「野沢菜のわさび漬け」をお土産に買って早々にバスは松本駅へ向かった。
次の第3回フォーラムは10月に山口県で開催される。今回のフォーラムには、最上町のプロジェクトからは、議会開催中のため担当主査と私だけだった。他のプロジェクトからの参加者数からすると少々寂しい。しかし、これからの開催地はさらに遠くなり、1泊2日という訳には行かなくなる。スケジュールの調整が一層厳しくなることは間違いない。
2008年9月19日(1)、安曇野市のバイオマスの地域システムは、家庭や事業所で発生する食物残渣(生ゴミ)と紙ごみを混ぜて発酵させ、発生したガスでエンジンを回して発電を行うシステムである。また、その過程で発生する汚泥から燃料用のペレットを生産している。
ガス化までに要する設備の規模や消費エネルギーに比較して生産できる電力は少なく、地域内の廃棄物を資源に変えて循環利用するという意義はあるが、省エネ効果や経済性には疑問が残る。が、何と言っても一番驚いたのは、そのシステムをコーディネイトしているコンサルタント会社の担当スタッフの一人が、学生時代に当社でアルバイトをしていた女の子であったことである。昨夜の懇親会で挨拶されて初めて知った。彼女を教えていた教授もかつてはバイト学生であったのがついこの前のような気がする。いつの間にそんな時間が経ったのか自分の年が信じられない。
2008年9月18日、何十年ぶりかの松本駅前。すっかり変わっていて面影はない。今日と明日は長野県安曇野市においてNEDO 主催の第2回バイオマス情報交換フォーラムが、7月に行われた初回の最上町に続いて安曇野市で開催された。
12時15分に松本駅に集合だったが、新潟からはいくら早く出発してもJR、高速バスとも、どう乗り継いでも間に合わない。前泊する暇はないので仕方なく車で行くことになってしまった。地方の拠点都市と東京の時間距離は新幹線によってどんどん短縮されてきたが、新幹線の沿線にない比較的近隣の地方都市間の移動は逆にどんどん不便になっていく。
朝7時に会社を出発、松本まで270km。北陸道、上信越道、長野道を経由して11時には松本駅に到着。北アルプスの山並景観を期待していたが、台風の影響か小雨が降り出し残念ながら山は全く見えない。