2008年9月5日、今日は、インターンシップで研修に来ている2人の学生さんの最終日だった。その一人が大学のオーケストラの第1バイオリンの主席奏者ということが判明したため、最終日の研修が終わった今日の夕方、急きょ社内でミニコンサートを企画して演奏をしてもらった。3歳からバイオリンを習っているというだけあって、さすがいい音を出していた。「12月には定期演奏会があるので是非聴きに来てほしい」と、しっかり営業もして行った。今日のお礼に10枚以上は買わねばなるまい。
この10日間、山の調査現場でもだいぶこき使ったが、やぶ蚊に刺されながらもよく頑張ってくれた。偶然だが、彼女のお父さんを前から知っている。今度会ったら彼女のことを褒めてあげることにしよう。
2008年9月4日、昨日から植生セミナーの講師で群馬県川場村の世田谷区民健康村に来ている。毎年この時期に3泊4日の講習会が行われており、昨年から最終日に「森づくりの実践」をテーマにした講義を担当している。受講生は主に緑化関係の技術者が中心だが、大学生から中高年の会社経営者まで年齢層は様々である。3つのコースがあり、それを全て修了すると、現在環境省に申請中の新しい資格を得る近道になるらしい。但し年に一度の開催なので最短でも3年かかることになる。セミナーの協力者がこの区民村と縁が深い東京農大のため毎年ここで行われている。
この建物の屋根は緑化されて花も咲いている。屋上緑化の走りの頃の建築だと思われるが外観から想像するより内部はなかなか立派な建物である。世田谷区民は1泊2食付4,700円で宿泊できるので人気が高く、稼働率は75%を超えているという。地元の農産物の直販が好調で裕福な農家のおばちゃんたちが増えていると聞く。地域への経済波及効果の大きいプロジェクト事例といえるだろう。