たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

頼りになるアルバニア人留学生

2011-09-24 17:00:15 | Weblog

2011年9月23日(金)、新たに民間の林業事業体を組織して、林業に参入しようというグループから、補助金申請をするための林業経営計画(森林法が改正されて、これまでは林業施業計画と呼ばれていたものの発展形?)を作ってほしいと春先から頼まれていた。 しかし具体的な場所が決まらず、ようやく最近になって確定したので至急調査と計画策定をお願いしたいと言ってきた。 夏前であればまだ時間の余裕はあったのだが、ここまで来ると絶対的に時間が足りない。 だが、一旦は受けた仕事を無下に断るわけにもいかない。 仕方なく、「当初の予定通りであればともかく、ここまできてしまうと平日の仕事は無理なので、休日を利用して可能な範囲で協力させてもらう」ということにした。 今日は休日だが、社員に休日出勤を強いる訳にはいかないので、常勤アルバイトのアルバニア人留学生のB君を連れて現地調査に出かけることにした。 B君は国際経済専攻の博士課程に在学中(今は休学中らしい)であるが、3年ほど前から当社アルバイトをしていて、今では森林調査のベテランになりつつある。 先日も、担当者から今日の現場に案内された時も彼を同行させた。 かなり複雑な道だったが、彼は一度も間違うことなく、私を現場に連れて行ってくれた。 現場はまだ比較的若いスギ林とコナラを中心とする落葉広葉樹二次林と伐採跡地からなる約300haの森林である。 正直この程度の森林で新たに林業を始めるのはかなりの冒険である。 規制緩和が行われつつあるとは言っても、新規参入のハードルは高い。 しかし、落葉広葉樹の生産をまじめに考えている彼らの計画に動かされ、できるだけ協力することにした。 こちらとしても初めてのことばかりであるが、県が支援してくれるというので何とか時間をやりくりして森林経営計画(まだ仮称がついている)の策定までチャレンジすることにした。 現場の調査はB君がやる気になってくれているが、彼も他の複数の調査現場に既に組み込まれており、時間的余裕を見つけ出すのは容易ではない。 私と一緒に休日出勤してもらうしかなさそうである。

〈コナラの二次林。 これをどう活用するかが課題である。〉

〈手入れをすれば価値のありそうなスギ林はあるが、全体に占める面積は少ない。〉

〈問題はしばらく前に伐採された落葉広葉樹二次林の伐採跡地である。 中に入れないほどの過密な低木林を形成している。 刈り出しをして有用樹を優占させるにしても気が遠くなる話である。〉

コメント
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