2013年4月21日(日) 小雨の降る日曜日、思い立ってから1時間半後には新潟発酒田行きのJR羽越線快速「きらきらうえつ号」に乗っていた。 酒田市の土門拳記念館に行くことにしたのだ。 この快速には初めて乗ったがラウンジや展望席などがついているいわゆる観光列車であった。 全席指定であるが快速なので特急料金は要らない。 4両編成であるが座席は半分も埋まっていない。 景色の良い笹川流れの海岸線を走るのでなかなか快適な旅ができる。 新潟から酒田までは約2時間半の鉄道の旅、酒田駅からタクシーで10分足らずで土門拳記念館に着く。 今回の目的は室生寺の写真であった。 昨年女房が室生寺に行ってきたが、土門の撮った写真と同じ場所から見た感じが実物と写真とは違うというのだ。 どうしても写真を見て確かめたいと言っていたからである。 私は行っていないので解らないが、あの写真を見て頭の中で想像する景色があることは確かである。 今日、改めて写真から室生寺の情景を想像し、近いうちに実際の室生寺を見てみたいと思った。 土門が伝えたかった室生寺とは一体何であったかが少しは解るかも知れない。
〈2両目はラウンジになっている「きらきらうえつ号」、コーヒーを注文して持って行ったパンを持ち込んで昼食にする。 持込OKというのはありがたい。〉
〈土門拳記念館のエントランス。 建物は谷口吉生、彫刻はイサム・ノグチ、庭園は勅使河原宏の設計である。〉
(額縁効果のある大きなフィックスガラス越しに池を眺める。外から見ると水面に浮かぶ建物である。〉
〈地形を生かした勅使河原宏設計の庭園〉