たむたむの独り言

写真を中心にした情報です。

つるし雛と飯塚邸

2013-04-28 20:47:06 | Weblog

2013年4月28日(日) 新聞で柏崎市の史跡飯塚邸でつるし雛の展示会をやっているという記事を見た義妹から、どうやったらそこへ行けるのか?と聞かれた。 竣工式に一度だけ車に乗せて貰って行っただけなので、ほとんど記憶に残っていない。 ただ街中ではなくJRの駅や国道からはかなり内陸側に入った集落の中にあったという程度しか覚えていない。 つるし雛を趣味で作っている彼女が是非展示会に行ってみたいというのだが、車を運転できなくなった私が車で案内するわけには行かない。 そこで飯塚邸に電話をしてバスでいけることを確認し、新潟駅から高速バスで柏崎駅まで行き、路線バス野田線というのに乗り換えて飯塚邸に行くことにした。 車なら1時間くらいで着くが、高速バスが新潟駅から柏崎駅まで1時間40分。そこから路線バスで30分、乗り換えの待ち時間を入れると合計2時間40分かかった。 しかし往復とも爆睡できたので運転するより楽でいい。 

 つるし雛は山形、静岡、福岡のごく限られた地区に伝わる風習らしく、私は見るのも聞くのも初めてだった。  初節句を迎える孫娘のために古着の布などで作られた造形物をつるし飾りとして祭る風習である。 今日の飯塚邸では、その建物の雰囲気に合わせた飾りつけの工夫がされていて、つるし雛とともに、着物や花なども飾られてなかなか良かった。 見物客も結構多く、こういうイベントに継続的に利用されると、建物の史跡としての保存に文化的付加価値が加わってくる。 保存・修復にかかわらせてもらった当社としても、こういうふうに利用されているのを見るのは大変うれしいものである。 

〈飯塚邸の門構え。左側に受付があり入館料は大人300円、小供150円である。〉 
〈思ったより多くの人たちが訪れていた。〉

〈つるし鯉のぼりもあった。〉

〈手作りの雛人形なども飾られている。〉

〈庭に面する縁側。日本の伝統的な建築様式である。〉

〈庭は回遊式になっていて広く、茶室の庵もある。〉

コメント
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