1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

投手への第一歩!?

2010-09-09 17:59:03 | リトルリーガーの記録
左右の両手に硬式ボールを握り、うつむき加減で助手席に座っていた愚息が突然ボソリと呟いた。

「だいぶ前からなんだけど、やっぱり右手と左手とでは違うとたいねぇ~」

「なんが違うと?」

「あんねぇ~、右手の方がねぇ~、ボールが大きく感じるとたい・・・・同じボールなのに・・・」

それは愚息にとって深い悩みだったよう。
その感覚が納得できないし、気に入らないようだった。

「ほうッ、たいしたもんじゃん!、・・・・でも、それって右手の感覚が鋭くなってるって証拠なんじゃぁ!?」

「?????」

「アレ?、ワカンナイ?」

「????」

「ほら、ホムンクルス、ホムンクルス(正確にはペンフィールドのホムンクルス)は知ってるだろ!?」

「????」

「・・・知らん?、ほらぁ~、あのぉ~、手とかベロとかが異様にデカイ人間の絵とか人形とか知らん?、図鑑とかによくあるだろ」

「・・・あぁ~・・・」

「思い出した?、アレってさぁ、皮膚で感じる感覚の度合いを表していて、手が異様にデカイということは手の感覚が、他の場所と比べてそれだけ繊細で敏感ということなんだよ。それで、たぶん、オマエは、右手の方がより敏感というかそういうことなんじゃないかなぁ・・・」

「・・ん~?・・」(首傾)

「・・・ん~・・・、お父さんさぁ~、歯医者さんに行ったとき、聞いたもん・・・、歯を削られてるときって、なんだかスゴイ広い範囲を削られているような感じがするだろ、でも、ホントはスッゴイ狭くてちっちゃいところを削ってるワケでさ・・・、それで、そのことを先生に訊いたらさぁ、先生に、スルドイって言われたよ・・・・、ワカル?・・・」

「・・・ん~?・・」(首傾)

「じゃぁさぁ、小さいボールと大きいボールがあったとして、ピンポイントで力を加えてコントロールしようとした場合、どっちのボールがコントロールしやすい?」

「・・・大きいほう・・・あぁ~・・・」

ワカッテくれたみたいだった。

だいぶアスリートっぽくなってきた。





コメント
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