濃飛樹脂軌道

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ソーラー2019年問題の市民講座構想。

2018-05-05 21:24:28 | 電気・化学
巷で話題になっている太陽光発電10年問題パート2。
簡単に言うと「ソーラー発電の固定買取価格が設置後10経過したらなくなりますよ」、2009年から始まった再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)も太陽光発電装置が普及し過ぎて年々FIT価格は下落。
そして元々固定買取価格の年限は10年。それを過ぎると\10/kWhになってしまいます!!(爆)
※「2019年問題」でググれば判りやすく書いてあると思います。

ここまでは以前書いた内容と同じですが…あなたは一体どうしたらいいと思いますか?(質問)

一番多い答えが「家庭用蓄電池の設置」だと思います。
確かに停電時の備えにはなりますが、価格は百万円以上!!
さらに電気自動車と比べて価格あたりの容量が少ない…それなら中古の「動く蓄電池」を買ったほうが得でしょう!!(爆)
※当家がアイミーブM中古を買ったのもミーブパワーボックスの追加で電気自動車から交流100Vをアウトドアでも取り出せる利点を突いています。

次善の策はエコキュートの稼動時間帯移動。
太陽光発電導入の際、一緒にエコキュートを取付けた家庭は少なくありません。理由は当時3時間帯別でないとソーラー発電設置の旨みがないから。
電力会社も「ピークシフト可能な機器導入で深夜電力を安くする」制度を設けていたので、ソーラー発電設置業者もそれに従ったのです。
このピークシフトこそがミソ!深夜帯に運転していたエコキュートを太陽光発電電力量の多い日中時間帯にシフトすることで解決できます。
2019年問題の解決をググればこの答えが多く出ているのも納得ですが。

そして一番進んでいないのが、電気自動車の充電!
電気自動車の普通充電は大概200V15A(3kW)なので、3.5kWあれば殆ど吸収できます…晴れた日に実験、2.8kWの発電に対して3.1kW消費となり全量吸収していました!!
ただアイミーブMでは3~4時間、10kWhまでしか吸収できませんが、リーフ,e-NV200なら計算上丸一日分吸収できます。電気自動車と太陽光発電は最強のタッグなのです。
V2Hを導入すれば完全オフグリッドも夢ではありませんが…装置が百万越えで正直旨みは少ないです。
ただ200V30A(6kW)充電可能なので新型リーフのように40kWh以上バッテリー容量があればV2H導入の価値はあるでしょう。
逆にアイミーブなど電池容量の少ない車種では倍速充電の有難味は少ないし、その割に契約電力を上げて月々の基本料金を押し上げる欠点もあるので導入しづらいのは確か。ミーブパワーボックスに対応した自前電気工事にしたほうが得策といえます。

当家が2023年秋にFIT終了を迎えたときの手は、午前中は電気自動車充電・午後はタイマー設定変更でエコキュート稼動にするでしょう。
…ソーラー発電歴5年弱・電気自動車歴3ヶ月の自分ですが、これで方針は確定。

今月中に美濃加茂市の2018年度冬季の市民講師申し込みがありますが…手間とお金のかかるオフグリッドソーラーは今回行わず、この2019年問題に絡んだ市民講座をシンポジウム形式にして2時間程度の討論会にしたいと思います。
参加上限は1回10家庭、第3土曜日の14~16時あるいは19~21時に設定して新たなウェーブを築きたいですね。
ていうか今まで中濃地区のどこの市民活動支援センターも実施してこなかった内容ですので、これら設備と運用経験のある自分がやるっきゃありません!!
生涯学習と市民活動、一石二鳥ならやっちゃえ!!