濃飛樹脂軌道

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市民活動としての「プラレールひろば」

2018-10-23 00:52:20 | プラレール・鉄道
自身今まで数々の「プラレールひろば」を実施してきました。
2005年から通算すれば30回近く、年2~3回ペースです。

最近美濃加茂市の市民活動座談会で「集客」がテーマに上がっていましたが、ここでは自分のプラレールひろばと照らし合わせて考えたいと思います。
その座談会で挙がったテーマごとに箇条書きです。

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1.イベントの成果とは何か?
(ア) 長期と短期の成果
「イベントが終わったらどんな状態になっていて欲しいですか?」
基本「プラレールひろば実施は楽しい」もの。この楽しみを可児市在住の皆さんに知って頂きたいと考えていました。
当初は内輪向けで楽しむことに徹し、毎回10名以下でも回数・経験を重ねて参加者の満足度を少しずつ上げることに主眼を置いていた次第。まだSNSは発達しておらずネット広報は自身のホームページだけ。
対象者は可児市在住者としつつ、実際は愛知県など他地区から遠路遥々来る人も結構いました。
このプラレールひろばも公民館の方に楽しさが伝わり、3回目に地元の公民館まつり(イベント)参加に至りました。
実際これが大受けしたときは忙しくも嬉しかったです…業務都合で断念するまで4年連続でオファーを受けたのもよき思い出。

(イ) 100人のイベント1回よりも10人のイベント10回
これはプラレールひろばもおもちゃ病院も共通して実感したこと。定期的かつ頻度を高めにするのは鉄則だと思っていました。
おもちゃ病院可児でも生きた経験。大きなイベントに参加するまでにノウハウを蓄えて成功率を高めました。

2.誰にきて欲しいのか
これはもう最初から決まっていました…プラレールひろばもおもちゃ病院も、在住地と対象年齢は自ずと予想できていましたので。
どっちも地元の子供+ママさん。その意味では共通でやりやすかったです。

・対象者別傾向と対策~集客を考えるポイント
・本当にその人にとっての価値とは何か?
とにかく本業が不規則不定期な客商売系ですから、相手にとっての価値はある程度考えていました。
しかしプラレールひろばに関してはまず「自分がやりたい」が優先であり、深くは考えていませんでした。
ただ「こんな場は近所にはない、珍しい体験だ」が売りだったことは事実。要は楽しめればイイってことで。

・「ついで」を演出する
これは定例実施時に痛感したこと。何かのついででないと参加者が増えないのはプラレールひろば時代から判っていました。
実際可児市土田公民館でのプラレールひろばは土曜日実施が多く、午前中に児童クラブ系イベントがあると、そのイベント後~昼ご飯前は必ず子供達がギャラリーになっていました。当時小学校低学年だった我が子で実証済み。
おもちゃ病院可児時代も、福祉センターの隣にある文化創造センターでイベントがあるときに決まって大混雑したので、ついでに来てくれる客の存在は意外に大きかったです。

・一緒にやる
巻き込みたい人がすでにいる団体と一緒にやること…まさに2007年の土田公民館まつりがこのパターンでした。
プラレールひろばだけでなく、当時始めて間もない「おもちや病院可児」も巻き込み、おもちや病院の市民権獲得にも寄与していましたもので。
この頃からコラボの概念がついたのは言うまでもあるまい。

・対象者別に有効な集客手段を考える
プラレールひろばでは特段有効的な手段は講じていませんでした。なぜなら多人数になると収拾がつかなくなる恐れがあったからで…会場へのPOP掲示が関の山。
おもちや病院可児時代にようやく、可児市こども課でのチラシ広報に踏み切ったくらいです。

・メディアに掲載してもらうために
これもプラレールひろばでは行わなかった方法。あまり大々的にやると土日業務のある自分には業務に支障が出る恐れがあるため新聞掲載は考えませんでした。
ただ、おもちゃ病院可児時代に岐阜新聞とのコネができて掲載されたことはありますが…その記者の方と実はmixiで友達になってたのは不思議な縁でした。

・「今だけ、ここだけ、あなただけ」を基本に
土日業務に怯えながらゲリラ的に実施した「プラレールひろば」、少なくとも「今だけ、ここだけ」は守りました。次はいつできるのか?答えは「今しかないの!」でしたから(笑)
ただ、車両を持ってきた方には特別にその車両を線路で走らせる権利を与え、それが「あなただけ」に該当しました。

ざっとこんなところです。


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