月刊誌『ステレオ芸術』1969年9月号から、4人の指揮者の写真です。
ズービン・メータ、わかっ!
クリストフ・エッシェンバッハ、わかっ!
小澤征爾、わかっ!
ピエール・ブーレーズ、わか。。。?
月刊誌『ステレオ芸術』1969年9月号から、4人の指揮者の写真です。
ズービン・メータ、わかっ!
クリストフ・エッシェンバッハ、わかっ!
小澤征爾、わかっ!
ピエール・ブーレーズ、わか。。。?
講談社現代新書『ベートーヴェンの交響曲』を読みました。
金聖響さんが指揮者の立場から語ってて面白かったっす。
なかでも英雄と第九にケチつけている箇所はSUGEEEE!!
1. 英雄終楽章第5変奏に対して(81ページ)。。。『現代の感覚からはちょっとダサイ(笑)』
→ボクもうすうす、盆踊り感を覚えてたんだけど、これ読んでからはダッサー!!って完全に意識にのぼってきてしまいました。どうしてくれるんです?w
2. 第九終楽章627~641小節について(239ページ)。。。『ちょっと不要な部分』
→ん?ここはめちゃ遠い暗い宇宙に一人放り投げられたみたいで結構好きなんやけど。。。?
どっちにしろベートーベン信者にとっては激怒ものの書きっぷり、勇気ありますね!罰当たり!!
ボクはこういう正直な本がどんどん出てきてもらいたいと思いますたw
金さんの英雄、第九のCDか生演奏、是非聴いてみたい。
話し好きのクラシック・オジサマ(50歳くらい?)に、クラシック・オタク男子が、音楽は好きだけどクラシックはちょっと苦手な感じの女子をコンサートに誘う場合の「曲目」についてありがたいアドバイスを頂いてしまったんだわ(質問してもないのに)。
「カノジョをクラシック好きに仕向けたいんだろ?ゲハハー」オジサマは酒臭い息を吐きつつ曰く「ポイントは、有名でない感じで始まる曲で、かつ、途中から誰でも知っているようなメロディが突然出てくる音楽」。
なぜその種の曲がいいのかと聞くと、知ってるメロディが出た瞬間、ずっと退屈していた彼女が瞳孔を開いて「あらー、この曲知ってる。こいつクラシックに詳しいんだ!この有名なメロディが出るまでは少なくとも辛抱強く聴けるんだ」ってその男に対するイメージを良いほうに変えると同時に、彼女自身がクラシック好きになってしまうからだとか。
そういう意味で、最初だけ有名でそのあと全然知られざる的な「カルミナ・ブラーナ」、チャイコフスキーのピアノ協奏曲、「ツァラトゥストラ」とかはエンディングに向けてどんどん白けていくのが明白なので不適切。
やっぱし、カノジョが「この音楽聴いたことあるっ!」って目を輝かす瞬間に一緒にいたいですよね。男はそのとき、ことさら当たり前のような冷静な表情を作らねばなりません。まちがっても男のほうから「これから間もなく君も知ってるメロディが出るよ、出るよー!3、2、1」とか眼をギラギラさせてはあきまへん。オタク臭がありとあらゆる毛穴から噴出。
具体的にはオジサマには下記の曲がよいと推薦していただきました。ホント酒くさ。
ショパン「別れの曲」~単品としてではなくエチュード作品10の3曲目として
新世界交響曲の第2楽章、第4楽章、ショスタコーヴィチ交響曲第5番フィナーレ。全然ロマンティックでないけど
シェエラザード3曲目、ブラームス交響曲第3番第3楽章
マーラー交響曲第5番アダージェット
真打はラフマニノフの、パガニーニ変奏曲とピアノ協奏曲第2番!
ベートーヴェン交響曲第9番終楽章で、初めて人の声が出る"O Freunde, nicht diese Töne!"(「おお友よ、この響きではない!」)。はずかしいけどここでわからないことが2つあるんだす。
疑問1.この楽譜(オイレンブルク)ではド#とミの音が重なってるけど、モンゴルのホーミーみたいに一人で2つの声を同時に出すのでなければ、どっちの音でも可ってこと?それとも「ソロ」なのに2人で歌うってこと?
疑問2.大町陽一郎著『楽譜の余白にちょっと』(昭和56年新潮社)にはこの部分について「第1楽章のテーマのうらがえしであることに気付く人は少ない。」と聞き捨てならないことが書いてあるんすが、それっきり解説されていなくて困るんでゲス。第1楽章のどのテーマ?やっぱり第1主題かなあ。それと裏返しって上下になのか左右になのかもわかりません。。
↑ ベートーヴェン自作・自筆の第四楽章レシタティーボ用歌詞原稿。ほとんど読めねっす