チュエボーなチューボーのクラシック中ブログ

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ベートーヴェン第九:おお友よ、このような音ではない"O Freunde, nicht diese Töne!"で2つの疑問

2013-08-05 19:53:24 | 第九らぶ

ベートーヴェン交響曲第9番終楽章で、初めて人の声が出る"O Freunde, nicht diese Töne!"(「おお友よ、この響きではない!」)。はずかしいけどここでわからないことが2つあるんだす。




疑問1.この楽譜(オイレンブルク)ではド#とミの音が重なってるけど、モンゴルのホーミーみたいに一人で2つの声を同時に出すのでなければ、どっちの音でも可ってこと?それとも「ソロ」なのに2人で歌うってこと?

疑問2.大町陽一郎著『楽譜の余白にちょっと』(昭和56年新潮社)にはこの部分について「第1楽章のテーマのうらがえしであることに気付く人は少ない。」と聞き捨てならないことが書いてあるんすが、それっきり解説されていなくて困るんでゲス。第1楽章のどのテーマ?やっぱり第1主題かなあ。それと裏返しって上下になのか左右になのかもわかりません。。

 

↑ ベートーヴェン自作・自筆の第四楽章レシタティーボ用歌詞原稿。ほとんど読めねっす