ベートーヴェン交響曲第9番終楽章で、初めて人の声が出る"O Freunde, nicht diese Töne!"(「おお友よ、この響きではない!」)。はずかしいけどここでわからないことが2つあるんだす。
疑問1.この楽譜(オイレンブルク)ではド#とミの音が重なってるけど、モンゴルのホーミーみたいに一人で2つの声を同時に出すのでなければ、どっちの音でも可ってこと?それとも「ソロ」なのに2人で歌うってこと?
疑問2.大町陽一郎著『楽譜の余白にちょっと』(昭和56年新潮社)にはこの部分について「第1楽章のテーマのうらがえしであることに気付く人は少ない。」と聞き捨てならないことが書いてあるんすが、それっきり解説されていなくて困るんでゲス。第1楽章のどのテーマ?やっぱり第1主題かなあ。それと裏返しって上下になのか左右になのかもわかりません。。
↑ ベートーヴェン自作・自筆の第四楽章レシタティーボ用歌詞原稿。ほとんど読めねっす