食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

2010-03-03 06:13:07 | 日記
 3月3日  今日は、ひな祭り。 桃の節句。


 古代中国には、三月の最初の巳の日に、川に入ってケガレを清める、上巳節という行事があった。


 それが、我が国に伝わり、室町時代の貴族女子達の人形遊びである「ひない祭り」と合わさって、ひな祭り、の原型ができていく。


 今でも、一地方に残る、「流しびな」の風習は、上記の中国行事に由来するといわれている


 現在の、ひな壇に、ひな人形を飾り、桃の花を添える、といった「ひな祭り」に近い形は、江戸時代にかたまったそうである。


 
 、、、、、、、桃、、、、、、


  「ピーチ」、英語で、いかしている、すてきな女の子、といった意味も持ち合わせる、この栄養満点の果物、


 生命力が強いことから、中国、我が国において、古より、「長寿の果物」とされてきた。


 また、邪気を払う、霊力を有する、など、高貴なイメージを内包する果物であった。


 孫悟空は桃を盗んだが為に、天界を追放されたことになっているし、桃太郎、に至っては、子細に及ばず、である。


  、、、、、遥か昔、、、、、
  

  アレキサンダー大王が、東方遠征の際に目にした桃の木に魅せられ、ギリシャに持ち込み、以後西洋に広まった、、、、という説に、僕は限りないロマンを感じる。