食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

準拠集団

2010-03-08 06:25:48 | 日記
 先週聴いたラジオから、、、、、


 「 友達みんな、ビィトンのバックを持っているんだから、私にも買ってよ 」


 「 ○○子ったら、つい最近、弁護士と結婚したわ、悔しいったらありゃしない 」


 「 すみません、タレントの○△子みたいな髪型にしてください 」


  この、『 友達、 ○○子、  ○△子 』 のように、誰かにとっての欲求のモデル
となる人のことを  ⇒   準拠集団  と呼ぶそうである。



  現代社会における、人々の欲求のほとんどが、自分オリジナルのものではなく、準拠集団を無意識のうちに模倣することによって形成される欲求なのだそうだ。



 人がそうして比較の対象とする準拠集団には、自分の所属する集団( 友人、同僚、家族、ご近所さん、、、など) 、また同じ属性( 職業、年齢、、、など) と、身近な人達が選ばれやすいようである。


 「 イチローが大邸宅をシアトルに建てたんだって 」


 「 益川先生がノーベル賞を受賞されたんだって 」


  悔しい、羨ましい、と感じられる方は、皆無と思う。


 あまりにもかけ離れた人達は、比較の対象にならず、つまり、準拠集団にはならない。


  「 松田君~昇格おめでとう! 」


  「 理恵~ 慶応の医学部卒のイケメン外科医との結婚おめでとう!」


 身近な人の幸せを祝福する際、顔のどこかに妬心や悔しさが、浮き出てしまうのは人のさが。


 欲求を、準拠集団との比較から、自分オリジナルなものへと、矛先を転じれば、もっと人生が楽しくみえるはずなのだが、、、、、


、、、わかっていても、、、やはり、、、我々は、社会的動物である以上、他人は気になる!?