食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

さくら

2010-03-25 06:17:13 | 日記
 心地よい風が肌に触る昼下がり。


 小川の柵づたいに、桃色が萌え始めている。



「 桜がきれいなのは、桜の木の下に死体が埋まっているからだ 」


 こんな、小説のワンフレーズを思い出した。


 日本が、いにしえより内包する、ゆたかな奥深さと、目の前の記憶は、均分され、孤独という空洞を、束の間に埋めてくれる。


   、、、、、花見、、、、、


  当然、羽目を外す、ものであるが、枝を折ったりしてほしくないものだ。


  「桜きるばか、梅きらぬばか」


  枝を折ると、そこから、腐ってしまう。