いわゆる盆休みが終わって、診療日である。
8/10~15までの6連休を頂戴した。
でも、元から休みの木曜・日曜・祝祭日を除くと8/12・8/14・8/15の3日間を休みにしたに過ぎない。
ボーイスカウトの野営(キャンプ)が8/11~16まで5泊6日で行われているが、私の盆休みの全てをボーイスカウトに尽くすまでの聖人ではないので、今年の参加は前半の3日間にさせてもらった。
熱中症警戒アラートが出る環境下でスカウト達(小6~中3)はテントで過ごすのである。もう少し時代が進んだら児童虐待と言われそうな勢いである。
私の支援した前半3日は、まだ台風の影響もなく炎天下。
なるべく日陰で体力温存し暑さをやり過ごす。
3日間の支援のミッションをこなして帰宅したが、しばらくは体からずっと溜まった熱が出続けている様な感覚があった。
8/14、この日を逃すと台風がやって来る。
盆休み前は少し名古屋方面に足を延ばそうかとも思っていたが市内で大人しくすることにした。
妻と映画を観に行った。
宮崎駿の「君たちはどう生きるか」を観た。
感想としては「私たちは何を観せられたのか」という感じだ。
根底に流れるテーマは確かに伝わるのだが、観た後に特に何も残らないのだ。
言い方は悪いが80過ぎのジジイの悪夢に付き合わされた感じだ。
宮崎駿作品を観た後の爽快感も無いし、感慨も無い、彼の悪い癖のオンパレードであった。
大量の水、断崖絶壁、小さく丸いものが群れている、ドロッとした臓物、魚群、鳥群、擬人化された動物、魔力、老婆、活発な女性、パンにチーズ、魔法少女、ナイーブな少年、軍用機、船団、切れ味抜群の刃物、担送、天空、パワーストーン、扉の向うの異世界、etc.
「宮崎アニメらしい!」と喜ぶ人も多かろうが「またかよ」と思う人も居るだろう。
私は後者だ。
何十年も観てきているからこそのモヤモヤなのだ。
宮崎アニメ慣れした人には響きにくいとでも言っておこう。
多分これ「宮崎駿の癖が強すぎで、とても宣伝できない」と鈴木プロデューサーが思って宣伝しなかったのではと同情したくなる。
そして8/15、台風の影響を考えて籠城を決め込んでいたが、さほどでもなかった。こんな事なら、14日も15日も、もっとアクティブに過ごせたのではなかろうか。ちょっと残念な感じである。
あたいの夏休み 2023は台風の影響もあって、少し消化不良なものであった。