おやつと本とアートで綴るhirorinの思い出

おいしいもの・小さくて可愛いもの・アート・本が大好き。これからも健康に注意しながらおやつを食べ続けることを誓います。

夫のガン騒動 その②

2005年05月10日 14時22分41秒 | 日々のこと
さてさて、夫がガンを宣告されて2ヶ月。もう、毎日息を詰めるような日々でした。

ようやく入院・手術の予定も決まり詳しい説明を受けることになりました。主治医は若いけれど、誠実で真面目な方でした。丁寧に判りやすく病状や手術の説明をしてくれます。

最終的には、骨・肝臓転移なし。腎臓の腫瘍も初期中の初期なので、内視鏡手術ですることになったのです。内視鏡手術にともなうリスクも正直に話してくれ、もうここまで来た以上、夫の命は医学発展のためにささげようって、冗談のように家族で話し合いました。子供にいたっては、「よう、内視鏡手術ミスで裁判あるけど、どうせ資料は向こうが持ってるから、裁判は難しいから、うちは示談でいいで」なんて。

夫には「生活の心配はせえへんでいいから、安心して治療を受けて」と言いました。私は、17年前ダメと言われたのに、ここまで生きててくれたんだから、もう運命は神さまに任せようって。でも、入院する朝、夫は子供に「もし、なんかあったら、ママを頼む。ママは、すぐにキレて怒るけど、一生懸命やってくれてるんやから、ママを助けてがんばってちゃんと勉強して」って。
それをあとで、子供から聞いて、ぜひとも無事に戻ってきて欲しいと思いました。

手術の前の日、まあ毎日病院は行ってたんですが、たまたま夫がシャワー中に主治医がいらして、「明日(手術)がんばります」って。それ聞いたとき、えー?私の子供やないねんから、そんなこと私に言うなよって。患者の家族に言うなよって。

だから、私は手術室に入る夫と、がんばる主治医の二人の心配をしました。母心で。
手術は、5時間かかりましたが、心配されてた大出血もなく、無事終わりました。

続く
コメント (2)
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