おやつと本とアートで綴るhirorinの思い出

おいしいもの・小さくて可愛いもの・アート・本が大好き。これからも健康に注意しながらおやつを食べ続けることを誓います。

夫のガン騒動 ハゲの巻

2005年05月19日 13時53分34秒 | 日々のこと
カウンセリング受けたり、色々努力を試みながら、毎日を送っていました。
ところが、ある日突然夫の頭に、頭のてっぺんにハゲを発見してしまったんです。

夫は年齢の割りに薄いながら髪の毛もあるし白髪も少なかったのに。入院中はそんなことなかったのに。
やっぱ、私のことが、ストレスになったんでしょうか?夫は、ハゲをすごい気にして、なんかハゲもあるし私が離婚するんじゃないか?って、気にしだしたみたい。

そんなん、髪の毛があろうがなかろうが、関係ないのに。むしろ、こんなハゲのおっさんを見捨てることはできないと考えました。あまりに、哀れで。でも、夫は育毛剤や増毛剤?を買い込んで一生懸命してるんです。なんか、それの方がいやや私が問題にしてるのは、もっと根本的なことで、表面的なことじゃないのに。

それがどうも、わからないみたい心の問題なのに。
これからの残りの人生、私じゃなきゃだめなんだとか、一緒に過ごして欲しいって、言って欲しいのに。なんか、もう、後がないから、仕方ないからみたいなこと言われたら、ムカツク

そんなこと、言わんでもわかってるやろとか、そんな恥ずかしいこと、言わすなって言うけど。だから、日本人はダメなのよって、言ったって、「だって、仕方ないやん、日本人なんやから」って。
わかってます。とれとれのベタベタの日本人。それも、関西人って。やっぱ、男の人ってそんなこと言うの照れくさいのかしら?年齢もあるかな?ちなみに私と夫は、年が一回り離れてます。
時々、あー、年下の人がよかったって、思ってしまう今日この頃です。
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臨時事務員採用面接試験

2005年05月18日 09時04分20秒 | 日々のこと
昨日は、某国立大学の臨時事務員採用面接に行ってました。それが、一日5時間・週3日間勤務という主婦にとっては、大変魅力的な勤務体制なんです。だから、応募者多いやろなって、思って行ったら、案の定一人採用に25人の応募者・25倍でした。もう、この時点で私はあきらめモード入りましたよ。それに、若い子も来てる。やっぱ、仕事はなかなかないんでしょうかね?

面接は5人一組のグループ面接で、こんなの新卒当時に受けたくらい。26年前の出来事です。それに、面接で聞かれる内容も、今までの面接とは違って、(単なるパートのオバやのに)ハイレベル。おまけに、聞かれる順番が私がトップなんで、考える暇もなし。

向いのテーブルに教授とおぼしき人や、助手?実務面担当者3人が座り、じっくりこっくりでした。「今までの人生で達成感を感じたことは?」「関係の持ってる資格、そしてそれを今後どのように仕事に生かしていきたいか?」「これからの人生をどう過ごすべきか?」などなど。
えー、晩ごはんのおかず考えるのも一苦労やのに。そんなこと、考えたこともなかった。

大体、普通の企業の面接だと、子供の学年や、土日祝出勤できるか、残業OKか?とか、通勤時間は?とかなのに、やっぱ大学や学校は別世界なんですね。まあ、利益を追求してないからかもしれないけど。

でも、久々に大学構内に入り、なんか気分はリフレッシュ。もう一度学生に戻りたいなと思ったのでした。それに、キャンパス広いし。私、女子短大だったんでやっぱ雰囲気違いますもん。

もう、25倍なんで無理ですけど、また報告しますね。
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夫のガン騒動 その後

2005年05月16日 09時59分00秒 | 日々のこと
夫には先生がおっしゃったこと、全て話し音の問題もわかってもらえました。多分、本音のとこでは、わかってはいないんだろうけどこのままでは、家の中が暗くなるし、子供にも悪影響って。やっぱ、私たちには子供がいますから、子供の幸せを第一にっていうとこでは、一致してるんです。

そして、夫も会社から帰ってきて、食事を済ませると自分の部屋にはいるようになりました。どうしても、一緒にいると音が気になったり、夫の動きが気になるんで。私は、カウンセリングに行く前、夫が何秒間椅子に座ってるかまで、はかってたんです。それは、ちょっときてるみたいらしいです。

私は、離婚まで思いつめてたんですが、よう考えたら特別何の落ち度もなく、病気も良性・経過良好・無事退院してきたら音がうるさいからといって、離婚切り出されるって、こんな理不尽な話があるかしら?って。おまけに、2007年まで待って、年金分割法の施行を待って、離婚しようか?って、こりゃ人の道に外れると思いました。
子供に聞くと、「お父さんが可哀想やから、お母さんにはついていかない」って言われる始末。普段、あんなに仲良し母子なのにドタンバで、裏切るのか?我息子よ。

そうこうしながら、なんやら暮らしていたのですが、ある日夫の頭に大きなハゲを見つけてしまったのです。

続く
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夫のガン騒動 その⑤

2005年05月15日 13時32分46秒 | 日々のこと
カウンセリングを受けるまでに、何日もありましたが私も色々試みてみました。3月いっぱいが、自宅療養期間だったので、二人ででかけるとか、外食するとか。外へ出てるときはいいんですが、帰ってからはだめでした。その間、定期検診や検査も付き添いましたが。

カウンセリングは女医さんで、私は一目見て、この人ならって思いました。わずか30分でしたが、すっきりしました。先生は、「二つの方法があります。ご主人と話し合うか、それともあまりにもひどいなら、精神科でお薬をもらうかです。でもまだそこまではいってないと思うので、とにかく話し合いましょう」って。私は、「みんなにご主人は優しいし、理解あるし、生活の心配はないのに、そんなのワガママだ」とよく言われると言いますと、「いくら他の人から見て、いい人でも本人がダメなら、ダメなんだ」って。それを聞いて、すっとしました。

先生は、「多分、ご主人の重い病気で、高い緊張状態に置かれてたのが、いっきょに何もなくなくなったし、退院するまでは子供さんと二人で静かな生活を送ってたから、ギャップがありすぎます。そのうちに段々、なれるから、ゆっくりと」って。

あ~、初めて受け入れてもらえた、判って貰えたって。どんなに嬉しかったか。
先生は、またいつでも来て、爆発しそうになったら話してくださいねって。だから、また、来月も予約かけちゃいました。まるで恋人に会う気分です。相手が女医さんでよかった。これが、好みの男性医師なら、また新たな悩みが生まれるもんね。

さて、その後の私と夫の関係は・・・・・・・

続く
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夫のガン騒動 その④

2005年05月14日 09時38分16秒 | 日々のこと
夫の入院生活は順調に進み、24日間で退院することができました。
退院前にCTとったのですが、その時私は心の中で「どっか、悪いとこないかなぁ!退院延びればいいのに」と、夫や病院の人たちが聞いたら卒倒するようなことを少し思ったのは事実です。

でも、退院してくれたのはやっぱり嬉しかったし、前回胃がんのときは69日間の入院でしたし、早く帰れるのはいいことだなと。

ところが、退院してから4,5日たつと、私の体調が悪くなりました。妙にイライラするし、毎日病院通いしなくてもいいから、楽なのにしんどいんです。具体的には夫のたてるがだめになってしまったんです。
別に、常識はずれな音じゃありません。普通の生活音なんですが。ただ、私はあまり音をたてるのを嫌う家庭に育ってるので、音はできるだけたてないように気をつけて生活してるんです。しかし、夫は音に無頓着。

我が家はリビングが、フローリングなんですがそこへ物を落とす音、新聞をめくる音、関節をぽきぽきならす音、その他いろいろが響き渡るんです。

それでイライラするからビデオやDVDを見ようとすると、音をたてられて何がなんだかわからなくなる。巻き戻し・再生を繰り返すから、自分でもしまいに何みてたかわからなくなる。安定剤を飲む。そして、眠くなるから寝ようとして、寝室に入り、雨戸もドアも締め切って、寝ようとすると、ごそごそする音やがたがたする音が、下の部屋から聞こえて寝られない。
私は、起きてることも寝ることもできないって、一日中泣いてしまうのです。

それで、私は子供が学校が休みの日に実家に帰りました。二日間だけだったんですが、少しゆっくりして、ネイルアートや買い物、カラオケなんか行き、あーこの数ヶ月、こんな自分のために時間使ってなかったわって。でも、家に帰ればまた、元に戻りイライラする。だから、思い切ってカウンセリングを受けることにして、予約がいっぱいで半月先だったんですが、予約しました。

続く
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「まいにちトースト」 たかはしみき

2005年05月12日 08時43分50秒 | 読書
これって、可愛い装丁とイラストにひかれて、またまた図書館で借りてしまいました。

トーストってワンパターンになりがちなんですが、えー?こんな食べ方もあり?って感じで、色々のってますよ。今、順番に試してるんですがトーストにキムチをのせて、とろけるチーズのせたのなかなかgoodです。のおつまみにもいいみたい。

シンプルにトーストしたパンにバターorマーガリン塗って、塩コショウふっただけなのもいけました。

そこいらにある材料で、手軽にできるのいいですね。お菓子つくりも前はよくやったのですが、材料そろえて、台所いっぱいにして、オーブンにつきっきりで、そして出来上がったのを息子が一瞬に食べるのが、むなしくなりました。
だから、シンプルにトーストです。
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夫のガン騒動 その③

2005年05月11日 12時47分49秒 | 日々のこと
手術後に、主治医から手術の説明と経過、部分切除したとこを見せてもらいました。私は、デジカメ持って行ってたので、みずから撮影しちゃいました。夫は、自分の全摘された胃を見てないから、今度は見たいって言ってましたから。昔と違って、今は手術後の説明も別室でちゃんとデータや時間、出血量など詳しく教えてくれます。

ただ、その時主治医が「普通、悪性腫瘍だったら切断面が色が違うんだけど、もしかして病理検査の結果良性かもしれないですよ。その方がいいんですけどね」って。

数日してから病理検査の結果でました。主治医や部長の先生から、「よかったですね。腫瘍は良性でした。」
最終病名は「腎血管筋脂肪腫」だそうです。腎臓にできる腫瘍は95%悪性で、画像判断もしにくいし、でもほっとくわけにはいかないので、内視鏡手術ですみ、経過も良好で皆さんに喜んでいただきました。

もちろん、私も嬉しかったです。でも、でも、非難されることをあえて言うと、
えー?私のこの大騒ぎした3ヶ月はな
んだったの?どうしたらいいの?と、内
心がっくりしてしまい、それからどんどん私の調子がおかしくなってしまったのです。

続く
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夫のガン騒動 その②

2005年05月10日 14時22分41秒 | 日々のこと
さてさて、夫がガンを宣告されて2ヶ月。もう、毎日息を詰めるような日々でした。

ようやく入院・手術の予定も決まり詳しい説明を受けることになりました。主治医は若いけれど、誠実で真面目な方でした。丁寧に判りやすく病状や手術の説明をしてくれます。

最終的には、骨・肝臓転移なし。腎臓の腫瘍も初期中の初期なので、内視鏡手術ですることになったのです。内視鏡手術にともなうリスクも正直に話してくれ、もうここまで来た以上、夫の命は医学発展のためにささげようって、冗談のように家族で話し合いました。子供にいたっては、「よう、内視鏡手術ミスで裁判あるけど、どうせ資料は向こうが持ってるから、裁判は難しいから、うちは示談でいいで」なんて。

夫には「生活の心配はせえへんでいいから、安心して治療を受けて」と言いました。私は、17年前ダメと言われたのに、ここまで生きててくれたんだから、もう運命は神さまに任せようって。でも、入院する朝、夫は子供に「もし、なんかあったら、ママを頼む。ママは、すぐにキレて怒るけど、一生懸命やってくれてるんやから、ママを助けてがんばってちゃんと勉強して」って。
それをあとで、子供から聞いて、ぜひとも無事に戻ってきて欲しいと思いました。

手術の前の日、まあ毎日病院は行ってたんですが、たまたま夫がシャワー中に主治医がいらして、「明日(手術)がんばります」って。それ聞いたとき、えー?私の子供やないねんから、そんなこと私に言うなよって。患者の家族に言うなよって。

だから、私は手術室に入る夫と、がんばる主治医の二人の心配をしました。母心で。
手術は、5時間かかりましたが、心配されてた大出血もなく、無事終わりました。

続く
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「漢方小説」 中島たい子

2005年05月09日 22時10分02秒 | 読書
この本は、結構話題になってましたよね。実は、その前角田光代の「対岸の彼女」借りてたんですが、途中でリタイアしてしまいました。

あんなに本が好きで、本に埋もれてるのが好きな私なのにこの頃、読書が億劫になってます。
原因は恥ずかしながら老眼なんです。視力1.5なんで老眼出るの早かったです。
すごく疲れてしまうんです。

でもこの「漢方小説」すーっと読めてしまいました。そんなに分厚くなかったし。
なにより、多分不定愁訴だと思うんですが、主人公のなんとなく調子悪い感が、よく判りましたから。
あちこちの病院回って、たどりつくの漢方医なんですが。私の場合は、カウンセリングでした。


小説の中には、さりげなく漢方医学のウンチクが、語られてますし、漢方薬の名前もまるで紅茶の茶葉のように語られ、私も漢方医に行こうかと真剣に思ってしまいました。
まあ、今の時代の癒しとか、安らぎとかに、合ってると思いました。
装丁もシンプルで、薬草のイラストと名前が描かれてます。
この小説自体が、まるで漢方薬のようにすーっとしみわたっていきそうです。

一度、お手にとられてはいかがでしょうか?
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夫のガン騒動 その①

2005年05月09日 18時20分06秒 | 日々のこと
去年の年末に勃発したのは、夫が受けたガン宣告でした。

CT検査の結果を聞きに行き、そのまま泌尿器科に回され「腎臓に腫瘍ができている。肝臓にも影があります。多分、悪性だから手術になるでしょう」って。
最終的には年明けにMRIの結果待ちなんですが、私は覚悟しました。だって、夫は17年前に胃ガンにかかって胃の全摘手術受けてましたから。当時は、本人には告知なし。ステージ3で、5年生存率は大変に低い。その時、4年かかってやっとできた子供を妊娠中で7ヶ月でした。

お正月は暗い気持ちで迎え、年明けにはすぐに入院準備を始めました。もちろん、最悪の状況を考えて、今後の生活設計も。子供は、まだ高校生で先が長いですから。子供にも「今までみたいに、甘えて贅沢はしないように。この難局を家族一団で乗り越えなくては」と言い聞かせ。

MRIの結果は大変厳しい状況で、骨にも転移あるかもわからないんで、各種検査を受けなくては、いけません。仕事も普通にしていいし、今までどうりの生活でって、言われました。私は、「今日、入院しなくてもいいんですか?」と聞き、医師にひかれてしまいました。当分、検査、検査で大変ですが、その結果をみて、どういうように治療するか、各科の医師と相談とのこと。肝臓と腎臓、ダブルですから。

私は、その半年間仕事してましたし、食事は超手抜き。野菜が足りないから、ガン細胞が活発化したんだろうか?と自分を責め、図書館でたくさんの本を借り朝から晩まで野菜の皮をむき、野菜料理中心になりました。子供は、食べ盛ですから余分に一品作って、あんなに料理に真剣に取り組んだのは、結婚20年で初めてでした。

検査や診察のために夫につきそい落ち込む夫を励まし、イライラしながらも私は、この困難に立ち向かったのでした。           続く
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