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高山市街から白川郷へ向かう山にも道の両側にも雪が残っています。
厚みのある地層のような模様の雪の塊です。
白川郷の自由時間は100分。
バスを降りるとまず全員で記念撮影、帰りに希望者が購入。1枚1,300円 高っ!
帰りのバスで何名かの方が写真を手にしていらして、買われる方があるから成り立つ
写真屋さんなんだと。デジカメで沢山撮ってもそのままの事が多く、1枚の集合写真は良い
想い出になるかもしれませんね。
今回、私は川向こうのにぎやかな集落ではなくて、駐車場横にある「合掌造り 民家園」へ
行くことにしました。
ここには重要文化財指定の9棟など全部で25棟の合掌造りの建物が、木立ちの間、池の端などに
配置されて建物内部も見ることが出来ます。(入園料 600円)
私が好きなのはお土産屋さんなどがなく、人が少ないことです。
手入れの行き届いた散策路、脇に積み上げられた雪の山も豪雪地帯の早春の風景らしくて素敵です。
ただ、園内に流れるスピーカーの民謡は・・・?
静かな小川のせせらぎ、水車の音だけの方がここにはふさわしい気がするのですが。
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同じバスからこの民家園に入られた10名あまりの方達もあっという間に出て行かれて、ゆっくり歩いて
見て回られるのは、西洋人の方が多い気がしました。
携帯の椅子を出して、スケッチ開始。
まだ雪雲の名残のような黒い雲が流れてきたり、太陽が顔をのぞかせたり、目まぐるしい天気です。
その度に建物の影ができたり無くなったり・・・直し過ぎて描き過ぎたかしら。
水車小屋もいい感じ、合掌屋根が重なった様子も、木立ちの向こうに見える残雪の山と合掌家屋
描きたい所ばかり、少し移動してまた座り直しました。
描き過ぎないようにと思いながらこの日3枚目を描いて、時間を見ると集合まであと35分。
園内のお休みどころの「餅いりぜんざい」割引チケットをいただいていて、これも食べたいし~
もう一枚スケッチしたいし・・・ぜんざいは諦めることにしました。
あとで添乗員さんが「ぜんざい食べましたか?囲炉裏のそばでお茶と一緒に頂くと美味しいの」と。
次回は絶対、絶対、食べましょう!
餅入りぜんざいを諦めてまでのスケッチは、時間が無いので小さな鳩谷八幡神社をちょっと。
この日のスケッチは高山の赤い橋と白川郷3枚でした。
もう少し丁寧に作品と言えるほどのスケッチをしたいのですが、次々移動したい気持ちが先だって
雑になりがちです。
わかっちゃいるけど やめられない のです。
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さあ、大急ぎでバスへ。