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墨彩画を習い始めた20年ほど前のこと、その教室は毎回自分の描きたいモデルを持って
行くことになっていてました。しかし描きたいものがわからず悩んだ末に小さな海老を5匹ほど買って行き
机から飛び跳ねるのに苦労しながら描いてみると初めて先生に褒めていただけました。
それからは度々蟹や魚を持って行き「また生臭だ…」と言われたりして…事実臭ったと思います。
花や果物は皆さん巧みに描かれているので他の人が描かないものをという気もありました。
それに当時は夫とよく魚釣りにも出かけていたので自分の釣った魚は愛着があり調理する前に大急ぎで
スケッチしていました。釣りと言っても陸からポチャンと投げる程度なので小さなセイゴ、ハゼくらいです。
習い始めて初めての教室の展覧会、私は自分では自信があった高原の風景画を出品するつもりでいたところ
先生から「海老とセイゴを出しなさい」と言われてとてもショックでした。
2点の内せめて1点は風景を出品したかったのです。夫が連れて行ってくれた高原でしたし・・・。
展覧会が始まると海老の絵もセイゴの絵も好評で、まぁよかったかなとは思いました。
そして自分が主宰するようになると展覧会の作品の中に風景、花、静物ばかりでなく魚とか猫とかもあると
変化があっていいなと…やっとあの時の先生の気持ちが分かるようになりました。
日のめを見ることが無かった高原の絵は今も想い出と一緒に大切にしています。
でも何か生きている実感があります
いつも素敵な絵 感心しきりです
色合いが面白いです。
遠い思い出の砂浜と桜貝が浮かびます。
美術って素敵ですね。
若い時からあだ名が「ネコ」だったからでしょうか(笑)
この絵は少し以前描いたので、和紙が黄色くなってしまいました。
以前はこんな感じの絵を描いてました。
砂浜で桜貝を・・・そんな想い出私にもありますね。
級友と夕暮れの砂浜で「海ほうずきの歌」なんか歌ったりして・・・。
姿が面白いので1匹の蟹を向きを変えて描きました。
用紙が古い楮紙で黄色くなってしまいました。