折々スケッチ

小さなスケッチブックやハガキに水彩と鉛筆ペン等で描いた絵を中心に、感じたこと等日記代わりに添えています。

能登の旅(1)長町武家屋敷街跡

2022年10月07日 | 能登半島の旅

金沢駅前の「鼓門」



 



仲代達矢さん主宰の無名塾公演「いのちぼうにふろう物語」を観るために石川県能登へ行ってきました。能登演劇堂まで出かけないと観られないここだけの限定公演です。ずっと以前にテレビのドキュメンタリー番組でこの劇団と劇場のことを知って一度は出かけたいと思っていました。仲代さんは御年89歳、機会を逃したくないと思っていたところ9月の初めに新聞広告を見つけて行くことに決めました。友人に「行けるときに行かなければあなただって歳だしねぇ」と言われれば・・・そうでした。
チケットは広告を見ながら電話で予約できても、劇場はどこにあるのかそこまでどうやって行くのか、考えるのも楽しい事です。調べてみると名古屋から金沢まで行けば金沢からは劇場への直通のバスが出るとのこと。


せっかく金沢まで行って乗り換えるならバスの時間まで少しだけでもと欲張って金沢見物。今まで金沢は通過してしまい街や名所を歩いたことは無かったのです。お天気次第でもあるけれどあまり時間もないので金沢城、兼六園などはまたの機会にして、疲れすぎないようにバスの時間に遅れないように・・・で、近江市場で昼食と少し先の長町武家屋敷町跡へと決めました。


金沢駅からバスに乗りまずはお昼を食べに近江町市場へ。ここの鮮魚店の店先では生ガキも生うにもその場で食べられます。が、予算不足ともしもお腹に何かあれば今度の旅が台無しになると思えば手を出さずに見るだけにしてネットで見ておいた創業昭和5年という「近江町食堂」でお刺身定食をいただいました。お刺身と御飯が期待通りに美味しかった。




お刺身かお寿司か…迷う・・・


近江町市場



時間が無い時間が無いと、食事がすめばすぐに市場前からバスで香林坊まで行き、そこから歩いても近い長町武家屋敷町跡を歩きました。
電柱が撤去されてよく整備された用水沿いに並ぶ土塀や武家屋敷跡。にぎやかな百万石通りから少し入っただけでそこは別世界でした。


土塀が続く


加賀藩千二百石 野村家跡 
パンフレットによると武家制度解体の後、加賀藩豪商久保彦兵衛の屋敷の一部を移築したとあります
庭園は「ミシュラン・グリーンガイド、ジャポン」の格付けで2つ星
米国の庭園専門誌でも日本の庭園3位なのだとか、ゆっくり見せていただくには…時間が…


町の中を流れる「大野庄用水」
金沢には犀川と浅野川を水源として55本の用水があるとのこと 




大野庄用水橋の上から


大野庄用水の二の橋から六の橋まで歩いて、また百万石通りのバス停へ。
尾山神社前のバス停では金沢駅までのバスが頻繁に来て予定通りの時間で金沢駅に戻ることができました。
次回金沢に来るときは時間を取ってお城も庭園も美術館へも回ってみたくなる街でした。

JR金沢駅から演劇堂までは予約の直通バスで。
13:30発→15:00演劇堂着 公演は16:00から。
ここからはまた(2)へ。


電波時計の電池切れ

2022年10月04日 | 


城の堀端にある大きな松の木はマツボックリも大きくて、いくつか拾ってきました
しばらく飾って楽しむことにします


10/3  5:55 まだ暗い松並木




いつの頃からか夜中に一度目が覚めてトイレに行く。その時必ず壁掛け時計を見てもう少し寝られるなと思って寝なおします。昨夜もよく寝たと思いながら時計を見ると3時半、夜明けは遅いし起きるにはまだ早いともう一度眠って目覚めると窓がすっかり明るい。いったい何時間寝てしまったのかと時計を見れば5時20分。そんなはずはないと思ってもいつも信じている電波時計はちゃんと秒針も動いていて、外が明るいのは夕方の5時20分なの?・・・長い昼寝したの?それにしては布団を敷いてパジャマまで着て・・・私がどうかしてしまったのかと心配になって、テレビをつけると画面には6:50の表示。他の部屋の時計を見るとやっぱり6:50。そこでやっと電波時計が狂ったことに気が付きました。私が夜中に3時半だと思ったときにはすでに5時頃だったのです。ずっと正確に動いていた電波時計は電池で動いていることをすっかり忘れていました。きっとこれが原因だと電池を入れ替え10分ほど待つと針がグルグル回って止まり、テレビの時間とスマホの時間と見比べるとちゃんと正しい。さすが電波時計です。こんなにお利口なら電池が切れる前に静かに点滅するだけではなくてピッピッと音でも出してくれるといいのにと思います(大音量でなければ聴こえないけれど)。目が覚めてから少しの間でも自分の頭が変になったのかと心配もしたので、時計の電池切れ位でまずは良かった。ちょうど特に予定のない日で少々寝すぎても大丈夫。それにしても昨夜9時半過ぎから朝の6時半近くまでよく眠ったのも驚きでした。



時計の下は夫の絵(2003年)



10月の朝に

2022年10月01日 | 名古屋城

名古屋城東の外堀にかかる清水橋



10月最初の朝は久しぶりに気持ちよく目が覚めた。いつもなら夜中に1度は起きるのに昨夜はぐっすり眠って気が付けば4時過ぎ。新聞を取りに出ると夜明けが遅くなってまだ暗い空に赤い星が見える。目を凝らすと満天の星。こんなに星を見たのは久しぶりのことでした。

10月は年に1度の「彩林展」開催の月です。5名の同好会で1人5点の出品。今年1月に会期が決まったので準備期間はおよそ9か月・・・ならば選ぶのに困るほどの作品があるのかと言えば、この期間に何をしていたのかと思うほど作品らしいものかありません。焦り始めた8月から9月、焦ってよいものが描けるはずもなく紙と絵具と時間の無駄ばかりを重ねていました。私の絵は薄い和紙に墨と水彩で描きます。額装するにはこれを表具屋さんで裏打ちしてもらう必要があるので搬入ギリギリにでは間に合わない。10月18日からの彩林展、表具屋さんにお願いするのは9月末と自分で決めていました。作品の出来はともかく今の自分にはこれくらいしかないのだと諦めて、昨日近くの表具屋さんに行ってきました。結局あわてて描いたものより展覧会を気にせず以前に描いたものの方が力が抜けていて良かったかと自分では思っています。だから普段からちゃんと描かなくちゃ・・・とは、いつもいつも思うことです。

表具屋さんに絵を預けた帰り道、近くの高架下で開かれていた青空市を覗いて野菜をいろいろ買いました。里芋、蓮根、南瓜、冬瓜、牛蒡・・・冬瓜汁に根菜の煮物と台所に立つのも気持ちが軽い。家の中もほったらかしたままなので少しはかたづけて、庭の草取りもして、おかげで昨夜はよっく眠れたのです。
涼しい今朝、さぼってばかりいた朝散歩に出かければこの解放感!ずぼらな私だから味わえるのかも。

気がかりがある時に手元に読みたい本があればそちらに逃げ込んでしまう私。だから図書館にもしばらく行っていませんでした。さあ今日は図書館にも行って来ましょう。読書の秋ですから。




散歩コース名古屋城二之丸にあるドルフィンズアリーナ
バスケットボール B リーグの開幕戦があるらしい


5:58 やっと日が昇る

※展覧会については後日お知らせします

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