伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

交通安全・児童の作品で蘇った記憶、そして反省

2013年10月15日 | イベント
 47回目のいわき市交通安全市民大会が、市文化センターで開かれました。450席ほどの客席はほぼいっぱいでした。大会では交通安全協力者や事業所などを表彰し、交通安全作文・ポスターコンクールで児童・生徒を表彰します。表彰者の代表は、これからも「交通安全のために励んでいきたい」と感謝の言葉を返していました。

 さて、入選した子どもたちの作文、ポスターはどれも秀逸です。
 ポスターの部の小学校低学年の部で金賞となった3年生は「シートベルトをしていれば、急ブレーキをかけても、後の椅子から落ちてシートにぶつかることはない」とポスターを作成した思いを語りました。また小学校高学年の部で金賞の6年生は「片手運転は危険です。周りの人にも迷惑です」と片手運転の危険性を訴える図案のねらいを説明し、中学校の部で金賞の3年生は、「事故の8割が自転車と自動車による事故、危険がどこにでも隠れているので、ちょっとの時間でも止まって安全を確認すれば事故を防ぐことが出来る」と「危険がいつもかくれんぼ」と図案化したポスターのねらいを発表していました。

 また作文では、小学校低学年の部で金賞となった小学3年生の作文は「やめてけいたい電話」と題して、携帯電話をかけながらの危険走行を目の当たりした体験から、「電話が来たらちゃんと止まって話をしてください」と大人に呼びかける作品でした。中学校部で金賞となった2年生の作文は、終業式で生活指導の先生の「この地域の中学生たちは自転車の使い方が悪い」と言った言葉で、自分がよそ見運転で転倒した体験を思い出し、交通事故から自分を守るため考えた3点を紹介しました。

 小学校高学年の部で金賞の6年生の作品は「あの日、あの時」と題した作品でした。小学2年生の冬に積載車にはねられ2週間の入院をした体験から、家族にも、学校の先生にも、そして同級生たちにも心配をかけたと反省し、横断歩道は「右左右をよく確認して意識してわたることを一番気をつけようと思います」と書いていました。

 この作品の作者による朗読を聞きながら思い出しました。45年程前のことになりますかこの子と同じ小学低学年の頃です。バスからの降車後、左右の確認も不十分に直前横断をしてしまったため、追い越してきた2トントラックにはねられたことがあったのです。2メートル程跳ね飛ばされました。身体中痛くて、それでも意識もあり、立つことも歩くことも出きたので、現場から数百メートル離れた、父親の事務所まで歩き、乗用車で岩手県立宮古病院に駆け込みました。

 検査をしましたが、幸い骨折もなく打撲だけ。痛み止めを駐車してもらいながら一晩入院し、翌日退院したことを覚えています。事故にあったのは土曜日だったかもしれません。事故にかかわる後の記憶はほとんどないのですが、自分の不注意で直前横断で飛び出し、トラックの運転手さんには迷惑をかけたことだけは確かです。

 子どもたちの作品に、我が身を反省した日でした。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿