伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

この状況で処理水放出時期決定はありえない

2023年08月21日 | 原発・エネルギー
 事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所で発生しているALPS処理水の海洋放出の時期を見極めるため、昨日、岸田首相が第一原発を視察した。22日の閣議で放出時期を決める見通しというが、地下水バイパスでくみ上げた水の放出実施と同じ轍を政府はまた踏もうとしているように見える。 . . . 本文を読む

どれだけの国民的な説明をしたのか。今月下旬にも処理水放出開始の報道に思う。

2023年08月08日 | 原発・エネルギー
 今朝の新聞が、政府が、東京電力福島第一発電所から発生する処理水を今月下旬にも処理水放出を開始する方向で検討に入ったと報道している。風評被害の発生を抑制のために政府がどれだけの取り組みをしてきた結果なのか。これで県内の漁業関係者などの理解を得られるのだろうか。 . . . 本文を読む

政府は漁業者等にどう信頼を得るのだろう

2023年07月17日 | 原発・エネルギー
 爆発事故を起こした東京電力福島第一原子力発電所から発生する処理水の海洋放出処分をめぐって昨日の報道で、岸田首相が月内にも全漁連会長と面会する方針を固めたとされている。「首相は自ら決意を示すことで歩み寄りを引き出す余地があるとみて面会を判断したとみられる」とされているが、漁業者等関係者の信頼なくして歩み寄りなど果たせないと思うのだが。 . . . 本文を読む

東電福島第一処理水海洋放出のさらなる国民的・国際的理解促進に努力し、関係者の同意を得てから実施すべきと思う

2023年07月06日 | 原発・エネルギー
 東京電力福島大地原子力発電所で発生し続けている汚染水から放射性物質を取り去り海洋放出する時期を、国は今年夏頃としているが、国際原子力機関・IAEAが海洋放出は「国際的な安全基準に合致する」という報告署を岸田首相に手渡したという。一方、処理水の放出には漁業者をはじめとした反対の声が根強い上、5日に県内で開かれた廃炉・汚染水・処理水対策福島協議会では、放出は国内外の「理解醸成は途上」とする意見が出されたという。こうした状況の中で、今年夏に処理水放出が強行されることがあってはならないと思う。 . . . 本文を読む

映画「原発をとめた裁判長 そして原発を止める農家たち」

2023年06月27日 | 原発・エネルギー
 先週日曜日(18日)のことだが、いわきPIT(ピット)で、「原発をとめた裁判長・そして原発を止める農家たち」の上映会が開かれた。知人からご案内いただき視聴してきた。上映後、映画のモデルとなった元裁判官樋口英明氏がスピーチし、「人が管理し続けないと大事故」につながる原発はなくさないとならないなどと訴えた。 . . . 本文を読む

処理水処分開始前の徹底した情報発信こそ漁業者・県民の望む取り組みでは

2023年05月19日 | 原発・エネルギー
 政府・東電が、東電福島第一原子力発電所で発生する処理水の今年春から夏頃の海洋放出をめざす中、県漁連と国・東電との意見交換会が開かれ、漁業者が「立ち位置は変わらない」と反対の立場を表明したと報道された。現状で賛成できるはずがない。その気持ちは良く分かる。まず、国・東電が姿勢を改めることが必要なのではないだろうか。 . . . 本文を読む

アンケート結果にも政府・東電の処理水説明の取り組みの遅さが鮮明

2023年02月06日 | 原発・エネルギー
 廃炉・汚染水・処理水対策福島評議会の会合が開かれたことが、3日報道されていた。そこでは、処理水に関する昨秋の広報の取り組みの国民への浸透具合について調べたアンケート結果が公表されたが、政府・東電の過去の取り組みが鈍かった実体と、処分に関する浸透がまだ不十分な実体が明らかになっているように思う。 . . . 本文を読む

スケジュールありきで唐突感しかない処理水放出時期確認

2023年01月13日 | 原発・エネルギー
 唐突感しかなかった。昨日のネットニュースの速報で、東京電力福島第一原子力発電所の事故により発生する放射性物質の汚染水から放射性物質を基準値以下に取り去った処理水の海洋放出の目標時期を、政府が「春から夏」と確認したという報道にふれた印象だ。今朝の朝刊でも報道された。 . . . 本文を読む

事故原発処理水の対応の前提は国民的理解を広げることだと思う

2022年05月31日 | 原発・エネルギー
 東京電力福島第一原発発電所のデブリ取りだし、廃炉に向けて、汚染水を処理した水の対応に関して県知事の考えが報道されていた。たぶん土曜日には、経産省が発行した処理水に関するビラが折り込まれた。これを読みながら、あらためて、国の取り組みはどうなっているのだろうという思いを強めた。 . . . 本文を読む

被ばくの影響が確認されないのはうれしい研究結果

2021年10月01日 | 原発・エネルギー
 近づきつつある台風で雨が降り続けた1日。報道では福島大学の研究で、期間困難区域に生息するイノシシやヘビで、DNAの損傷党は見られないという研究成果がまとまったことが報じられた。自己から10年6ヶ月が経過し、放射性物質の影響が確認されつつあることはうれしい結果だ。 . . . 本文を読む

田人地区に計画のガイアパワー風力発電事業の配慮書説明会を聴いてきました

2018年11月10日 | 原発・エネルギー
 いわき市田人町に新たに計画されている株式会社ガイアパワーの「(仮称)たびと中央ウインドファーム計画段階環境配慮書」の住民説明会を聞いてきた。  配慮書の抗告縦覧と、これに対する意見書の締め切りはもう終了している。同社のホームページを見ても、「田人中央」の配慮書の詳細な内容を確認することができない状況だ。それでも、この説明会で出された意見は、準備書に向けて活かしてくれるようだ。  なぜなら、説 . . . 本文を読む

太陽光発電設備敷地が大雨で崩落。計画を市がチェックする仕組み必要 / 議員だよりの記事を書きました

2018年08月23日 | 原発・エネルギー
 8月26日付け議員だよりの記事を書いた。  7月に住民からお話を聞いた、高谷町の太陽光発電施設で、豪雨により崩落事故が発生したことがテーマ。以下、記載します。 太陽光発電施設で崩落事故 施設の適正設置に市関与の仕組み構築必要示される  「13日にいわき市内で降った大雨の影響で、同市内郷高谷町関場でがけ崩れが発生した。14日、市水防本部が発表した」(福島民報8/15)。一段見出しの小さ . . . 本文を読む