【じごく耳】基本的人権は~現在及び将来の国民に対し侵すことのできない永久の権利として信託されたものである

国権の発動たる戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

なぜ福島災害は無害化されているか*UNSCEAR報告書はこういう経緯で作成されたのよ!環境省

2014年05月13日 | ☆ツブヤキ・つぶやき☆

 本日、環境省は、話題になっている『漫画』に対して異常なまでの反応を見せている。漫画に書かれている事が、然も「違う」

と言っているかのようだ。作者は、「事実」を描いているのに、それを環境省は、一つの見方、原子力推進機関・IAEAから出さ

れたデータを基にした論拠を出して、科学的根拠のないものだと断じている。

http://www.env.go.jp/chemi/rhm/info_1405-1.html (環境省HP)

環境省の出している論拠とは違う「事実・医学・科学」基づく論文が(環境省が載せているコトとは、あまりにも違い過ぎる)多

存在するのに、これらの論文や研究データは、全く無視している。

 

 何度も言うが、作者は長期に亘る取材によって得られた「事実」を描いているのである。一作者の描写にあまりにもムキになっ

て非難している彼らを見ると、怒りを通り越して「滑稽さ」さえ感じるのだ。何故、「事実」を違うと言うのか。環境省が必死に反論

の為に出している「国連のUNSCEAR報告書」には、こんな経緯があったのに、知らなかったのかい環境省?↓

☆なぜ福島災害は無害化されているか。(文字起しです。)

 汚染水が福島近海に流失し、溶融した3つの燃料炉心の除去が、最低40年間終わらないと言われている中、趣向を変えて

報が出てきたようだ。この朗報のメッセージは、UNSCEARドイツ代表団団長のヴォルフガング・ヴァイス氏だった。

UNSCEARは、放射線の影響に関する国連科学委員会である。「福島事故に起因する、日本国民への直接のリスクや健康影

響は統計学的に現れていない。」残念ながら、UNSCEARのどの委員も我々の取材に応じなかったが、それには、良い理由が

あるようだ。

 アレックス・ローゼン医師(IPPNWドイツ支部)「我々の手元には、10月に発表される予定の『UNSCEAR報告書の暫定報告

がありますが、福島の影響を過小に見せようとしていると思われる為、我々は、非常に批判的です。」

 アレックス・ローゼン医師は、小児と将来の世代への放射線による健康影響を長年研究しており、核戦争防止国際医師会議

(IPPNW)ドイツ支部の役員である。

(アレックス・ローゼン医師) 「日本政府は知識があるにも関わらず、集団パニックを避ける為に子供達に安定ヨウ素剤を配布

することを拒否しました。放射性ヨウ素に被曝した子供は、甲状腺癌になる確率が高いことが判っています。そして、既に、予期

されたより、多くの小児甲状腺癌が見つかっています。」

 福島県の子供達の集団スクリーニングでは、甲状腺異常が多く発見された。「集団スクリーニングを実施すれば、より多くの

症例が見つかるものだ。」というのが、公式見解である。それでは、これらの症例全部が、統計学で説明がつくのだろうか。

ローゼン医師によると、UNSCEAR報告書は、いくつかの誤った仮定に基づいている。

(ローゼン医師) 例えば、胎内の子供の放射線感受性は、幼い子供と同等だと主張されています。しかし、これは、基本的な

放射線生物学に反しています。当然のことながら、胎内の子供の放射線感受性は、はるかに高いのです。体組織の発達や細

胞分裂のスピードが高い為、放射線被曝の影響が大きく、突然変異をより起こし易いのです。」

 グライフスヴァルト大学のヴォルフガング・ホフマン博士に会いに行った。彼も専門家として、報告書に疑問を持って

おり、チェルノブイリ事故のような過去の隠蔽と比較している。

(ヴォルフガング・ホフマン博士) 「現時点で、今後の展開を予測するのは、特に報告書が被害が出ないだろうと述べるのは、

真面目な科学とは言えません。これは、明らかに事実と異なります。癌の発生率は確実に高くなるでしょう。」

 ホフマン博士は、UNSCEAR報告書の効果がどういうもので有り得るのかを知っている。批判する者は、パニックを煽ると非難

される。そして、起こり得る補償訴訟も、あらかじめ回避することが出来る。

(ホフマン博士) UNSCEAR委員会に様々な分野から掛かってる多大な圧力を過小評価するべきではありません。そして勿

論、批判的な専門家は、最初からこの委員会に受け入れられることはありません。」

(ローゼン医師) 「UNSCEARメンバーの多くは様々な国の原子力機関、および規制機関、原子力エネルギーを世界に推進

することを目的に掲げている機関であるIAEA、あるいは、原子力発電所の建設と運営で利益を得ている原子力会社において

さえ勤務経験があります。」

 これは “ネコに鰹節の番をさせている”ということか?それとも報告書を全会一致で支持する72人の国際的な専門家よりも、

ドイツの医師の方が賢いだけなのか?しかし、実は、全会一致の支持という訳でもなかったようだ。UNSCEARベルギー代表が

当初、報告書にサインするのを拒否したという新聞記事を発見した。では、UNSCEARで内紛があったのだろうか?ベルギー

代表団長のハンス・ファン=マルケ博士に尋ねてみたが、情報を提供してもらえなかった。そこで代わりに記事を書いたジャー

ナリストに、ビデオ会議でコンタクトを取った。

(マルク・モリトール:ベルギーTV) 「報告書は福島事故の影響を小さく見せるために書かれたのだと、代

表団のメンバーが私に話してくれました。そして、チェルノブイリの経験や研究が単に存在しなかったように振舞っ

たということでした。これに付いて論争があったのです。」

 これは又、別の事実とも一致する。報告書のベースとなった大部分は、WHOから来ている。しかし、50年前のIAEAの緘口

令のために、WHOは放射線関連の健康リスクについて、自由に報告することが出来ないのだ。

(ローゼン医師) 「WHOには、放射線による健康影響を調査する部署は在りません。この分野に関して、WHOはIAEAの知

識と専門的経験のみに頼っているのです。」

 しかし、そのような部署は、かつては存在した。英国の放射線生物学者キース・ベイヴァーストック氏は、放射線リスクを調査

するWHO研究者チームの指揮を取っていた。2001年に部署は理由なしに閉鎖され、現在フィンランドで研究をしているベイ

ヴァーストック氏は、転任させられた。彼とビデオ電話でコンタクトを取ることが出来た。

(キース・ベイヴァーストック博士:フィンランド) 「IAEAは、私が指揮を取っていた研究プログラムの調査結果が気に入らなか

ったのです。研究プログラムは、言ってみれば、私達の事務所がジュネーブのWHO本部から独立して分かれていたため、

WHO本部にコントロールされていませんでした。一般的にWHOは、我々の研究結果をコントロール出来なかったため、IAE

Aには、気に入らなかったのだと思います。」

 妨害された研究?

利益相反を持つ専門家達?

大惨事がそれほど重大でないと主張する?

チェルノブイリの時と同じだ・・・

明らかに教訓を何も学ばなかった。

あるいは・・・学ぶつもりが無かったのだ。

なぜ福島災害は無害化されているか。(動画)

http://www.youtube.com/watch?v=E6OyjGF-UFI

*国連報告を挙げ、「それみろ、健康被害なんて無いって国連が言ってる」と得意気に発信しているスイシン君!あなた、間違

ってたね!


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