昨日、沖縄・宜野湾海浜公園で開かれた『垂直離着陸機MV22オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会』は、10万人以上
の人々が集結した。
日米政府は、オスプレイの事故件数が米軍全体の平均よりも小さいと過小申告しているが(過去10年間の10万飛行時間
当たりの事故件数1,28件)飛行準備中にエンジンの出力が急上昇して機体が浮上、その後落下し大破した事故や空軍用の
CV22オスプレイの事故は、この中に入っていない。
これらを含めると、決して事故件数は少ないものではなく政府発表の3倍にもなるという。
これを使う当事者のアメリカでは、住民の反対でニューメキシコ州は飛行訓練計画が延期され、ハワイでは着陸訓練が中止
となっている。
自国で反対があれば、計画を延期したり中止までするのに、どうして他国の住宅地の上で訓練するのか。
日本は、米国の植民地か?
米軍の駐留で日本が守られる等と幻想を抱く国民は、さすがに少なくなりつつあるのだが、それでも未だに『日米安保』によって、米
軍は何かあった時は日本に加勢してくれる・守ってくれる等という詐欺的な広報をしている族がいる。
日米安保は、日本に他国が侵攻してきても防衛するのは我が国の『自衛隊』だと述べているのに、森本防衛相は、米軍駐留が日本
の防衛に不可欠とばかりにオスプレイの普天間基地配備を米国政府と一緒に推し進めようと必死だ。
先日は、このオスプレイに試乗して米・国防総省からバージニア州・クアンティコ海兵隊基地を往復し、 「いやあ、快適だった」と
感想を述べていた。
この方は、2年位前、拓殖大学教授だった時、テレビで「オスプレイは“未亡人製造器”といわれるほど危険性が高い」と言っていたの
に、大臣になったら考えが変ったようである。
核に関しても、大臣になる前は、「原発は、エネルギーだけでなく、周りの国から見て非常に大事な抑止的機能を果たしている」と、
核保有の意義すら発言していた。
今は、「政権の方針“非核三原則の堅持”に従う」と言いながら、「できれば現実の政策の中に生かしたい」そうである。
☆こういった既得権益の為だけに動く政治家の為に、この地に生きる、この国の主権者である人々の生活が更に破壊されようとして
いる。
『人口160人の高江集落はアメリカ軍のジャングル訓練場に囲まれている。頭上では日常的にヘリが旋回』
*オスプレイ来ないでと座っただけで『国に訴えられた沖縄・高江の住民たち』
http://www.qab.co.jp/village-of-target/index.html
☆米軍は、他国の住民の生活まで脅かしている。
福島支援の際の「トモダチ作戦」のお友達は、真っ青なお友達だった!
後日、この作戦に掛った費用として米軍から政府へ68億円の請求書が届いたとの事。
それならば、万一日本が有事の際の米軍援助?代等、想像を絶するものだ・・・もう、これ以上、米国のやりたい放題にさせてはいけ
ない。騙されてはいけない。
*オスプレイの普天間基地配備の中止等を求める会長声明(日弁連)
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120907.html