常陸大宮里山日記

茨城県の北西。久慈川と那珂川に囲まれた、常陸大宮市のなんだか暖かい里山の暮らし。

河内館

2016-10-24 20:06:35 | 歴史
鷲子宿の善徳寺で、茨城大生のボランティアさんから、
河内館(「こうとだて」と読みます)のお話を伺いました。
善徳寺前を流れる緒川から鷲子宿を望むと国道の向こうに見える山。
ここに、戦国時代には山城があったそうです。

戦国時代はこの辺りは佐竹氏と那須氏の領地の国境。
街道を見おろすこの山に1400年代に築かれた山城は、
堅牢で立派な城であったことが現在も残る遺構からわかるそうです。
今はうっそうとした杉林で覆われていますが、
当時はここに城があって多くの武士やその家族が命がけの日々を送っていた。
そして、江戸時代。平和な時代になって、
鷲子宿は街道を往来する人と物資で繫栄する。
静かな山里の激動の歴史。
緒川は静かにさらさらと流れています。
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