雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

予感

2015年05月21日 | ポエム

 予感


きみの声を聞いたとき
僕のこころのなかの
忘れかけていたものが
目を覚ました

あまりに
やすらかな
永い眠りだったために
まだ 動けないで
じっとしている

きみの肩を抱いたとき
僕のこころのなかの
わすれかけていたものが
目を覚ました

そしてそれは

しきりに空を飛びたがっている
(1975.5.24~2015.5.20)
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