雲のたまてばこ~ゆうすげびとに捧げる詩とひとりごと

窓の雨つぶのような、高原のヒグラシの声のような、青春の日々の大切な箱の中の詩を、ゆうすげびとに捧げます

満月

2015年12月31日 | ポエム
 満月


音のない音が聞こえてきそうに
月のひかりが
窓から見える
家並みや木犀の木に
ふりそそいでいる

わたしは空に浮かぶ
まあるい月を見ながら
それを通して
遠くの
人々と
更新する

時空を超えて
(2015.12.31)
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