来月から命の選別に関わる検査を導入する2病院は、電車で1本30分圏内です。
今週月曜日、教育長面談に向う車内でメンバーと議論になった内容が昨日の夕刊に載っていました。
保育士採用試験に、ダウン症は何番目の染色体異常かを問う問題がありました。
答えは21番目です。
昔は20歳まで生きられないといわれましたが、医療の進歩で大人のダウン症の方もたくさんいらっしゃいます。
リスクの少ない検査が安易に導入されることは疑問です。
胎児の異常による妊娠中絶は、法律上認められていません。
でも、日本では生まない選択が許される現状があります。
現場の医師はどのような説明をするのでしょう。
異常が見つかったときに生むか、生まないかの選択をするのでしょうか。
生まなかったことで、自分を責めない母親がいるのでしょうか。
出産後にダウン症の診断を受けて、生んだことを後悔しないのでしょうか。
妊娠期の母体に命の選択をさせることは、新たなリスクを生むのではないでしょうか。
今まで出合ったダウンのお子さんの天使のような笑顔を思い出し、悲しみと怒りを感じます。